◆『てんぼうりん』 

伊藤祐信著 A4版80頁 非売品・ 1991年11月刊。
 厚木市戸田にある浄土宗の寺院「福蔵院」の寺誌。「てんぼうりん」とは輪を回して前進させるように、仏の教えの輪を転ずることを言い、仏の説かれた教えが、一切衆生の間を回転して、迷いを破砕することを表現している。表紙カバーに「仏足石」(仏の足の裏の形を石の上に彫りつけたもので、色々な紋様がつけられている)が4つあるのは、同寺が4か所を転じ、仏様がその地を歩かれたことを示している。