第672号(2005.12.01)

不快施設つくりません 11年前に愛川町が棚沢地区と協定書を締結

 厚木市・愛川町・清川村の3市町村で構成する「厚木愛甲環境施設組合」(管理者・山口巌雄厚木市長)の中間処理施設の建設候補地に、厚木市が同市棚沢の神奈川工科大学運動場を選定した問題で、地元の「棚沢地区ごみ中間処理施設建設白紙撤回を求める会」(和田吉二会長・関原康夫委員長)は11月24日、11年前に愛川町と棚沢地区が取り交わした協定書にもとづき、施設建設に反対する陳情を、山田登美夫町長と同町議会の熊澤俊治議長宛てに提出した。
 陳情書によると、平成6年10月20日、愛川町は町営斎場「愛川聖苑」を建設する際、「今後このような不快施設は一切つくらない」という協定書を棚沢地区と締結している。厚木愛甲環境施設組合は3市町村の理事者、議会議員、職員などによって組織されており、組合の事務事業に関する経費は3市町村からの負担によって運営されている。従って愛川町も当事者の1つであり、町としての責任は当然に及ぶものである。こうしたことから町は協定書を誠実に遵守する義務を負っており、協定書に基づき棚沢地区をゴミ中間処理施設の候補地から外すよう厚木市に申し入れるよう求めている。
 協定書は、当時の相馬晴義町長と愛川町葬祭場建設反対棚沢地区対策委員会の和田保次委員長との間で、「愛川町斎場・火葬場建設に関する協定書」ならびに別紙「協定合意事項」として交わされたもので、第7項目に「今後、棚沢自治会に隣接して新たな不快施設を設置しないようされたいことについては、要望どおりいたします」との記入がある。白紙撤回を求める会では「愛川町は協定書に書かれているように合意事項を忠実に守る責任がある。こうした約束があるので厚木市に中間処理施設の選定地区から棚沢を外すよう申し入れるのは当然のことだ」と話している。

戦略的環境アセスの実施求めて陳情 稼働後の風向きも予測調査

 厚木市森の里に住む鷺谷雅敏さんは、「厚木愛甲ごみ中間処理施設の設置候補地の選定検討を含めた「戦略的環境アセスメント」を実施するよう市長に申し入れることを求める陳情を、11月18日、厚木市議会の森住勉議長に提出した。
 環境省が平成15年11月に策定した「戦略的環境アセスメント」とは、総合計画や廃棄物処理計画などの立案段階において環境影響評価を行うもので、住民参加、情報公開が前提となる。事業の具体的内容が固まった段階で適用される環境影響評価とは異なり、環境に配慮した意思決定を出来るだけ早い段階で実施することにより、環境影響を抑制することが可能となる。広島市や名古屋市などで採用されている。鷺谷さんは「厚木市は新聞発表で市民に周知する方法をとったが、環境アセスメント・ガイドラインに沿って、候補地を再検討することが望まれる。この手続きにより住民の合意を形成することができる」と話しており、議会として市長に申し入れるよう求めている。
 また、鷺谷さんは、棚沢に計画中のごみ中間処理施設稼働後の風向きの予測を調査、11月29日記者発表した。
 厚木北消防署で観測した「厚木市防災気象情報」荻野地区の風向きにより、候補地を起点に周囲4キロメートルに焼却炉から排出されるダイオキシンなどの物質が飛散する方向をまとめたもので、1月から3月、10月から12月は西北西の風が多く吹くため、下川入、三田、下荻野、鳶尾、飯山地区が風下になり、6月から8月は南南東の風が多く吹くため、中津、春日台、角田、みはるの、上荻野地区が風下になることがわかった。また、4月、5月、9月は360度様々な風が吹くことがわかり、中津、春日台、角田、みはる野、鳶尾、荻野、下川入、依知、三田、関口など全地区が風下になることがわかった。
 鷺谷さんは「行政は新たな施設は最新型で、ダイオキシンはほとんど排出されないと言うが、基準値以下であってもゼロではない。問題は基準値濃度より排出量にあるわけで、一時的な排出量の増加や長年の排出による蓄積も懸念される」と話している。

市民79人が聖歌隊 N.Yのプロと共演  12月4日にゴスペルナウ

 12月4日、厚木市文化振興財団の主催で開かれる「ゴスペル・ナウ・2005」に、厚木の市民79人がクワイヤー(聖歌隊)として参加、本場ニューヨークのプロと共演する。
 ゴスペルコンサートは、本場ニューヨークのゴスペル界のドリームチーム「NYハレルヤ・カンパニー」が来日して行うもので、この中の2曲を一般参加の市民がクワイヤーとして一緒に歌う。
 クワイヤーの公募は8月から行われ、小学4年生から69歳の高齢者まで79人の応募があった。このうち男性は10人、女性69人。11月26日から本番に向けてのワークショップが行われ、これまでに3回の練習を行った。今日12月1日が最後の練習で、4日に文化会館で本番を迎える。今回の講師は出演メンバーの一人で、今年の愛知万博で「ジャパン・ウィーク」のために結成されたNYハレルヤ・カンパニーのジュニアディレクターをつとめたジョネッタ・ブッシュさん。
 今回79人の、クワイヤーが歌う曲は、「We Sing Praises To Our King」と「Because Of Who You Are」の2曲で、とくに「Because Of Who You Are」は、歌っていると明るい光が射してきて、平和が訪れるような気持ちになる美しいメロディーで、昨年Vicki Yoheが歌い全米で大ヒットした。
 このほか、トラディッショナルゴスペル、クリスマス・ソング、アカペラ、映画音楽、ポップスなどを織り交ぜ、さまざまなゴスペルの魅力を披露する。また、兵庫県の協力を得て「阪神淡路大震災10周年」として日本の曲も演奏される。入場料はS席3500円、A席3000円。TEL:224・9999番。
 

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ごみ減量とリサイクルをアピール 第18回ごみと生活展
 11月13日、厚木市寿町の厚木中央公園で「第18回ごみと生活展」が開かれた。これは、多くの市民にごみの減量化や資源化について理解と協力を得ようと、厚木市と厚木市ごみ対策協議会の主催で開催されたもの。
市が収集した粗大ゴミのうち、再利用可能なものを展示し、抽選で希望者に提供する粗大ごみリサイクル市や再資源交換コーナー、牛乳パックリサイクル教室、「おもちゃの病院コーナー」のほか、「ごみ収集車イメージアップ絵画」の優秀児童作品をペイントしたごみ収集車やごみ減量リサイクル標語・ポスターの展示もあり、来場者は足を止めて見入っていた。
このほか、市民ふれあいマーケットやリサイクル自転車=写真=の展示即売なども行われ、多くの来場者でにぎわいをみせた。
 再資源交換コーナーでは、家庭から空き缶・新聞・雑誌・ペットボトルなどの資源を持ち込み、景品と交換する家族連れが後を絶たず、牛乳パックやプラスチック板のリサイクル工作教室でも、順番を待っていた親子が楽しみながらごみ減量や資源化について学んでいた。

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ヘリコプターで迅速に消火と救助 厚木市消防本部が川崎市航空隊と山岳救助合同訓練

 厚木市消防本部と川崎市消防航空隊は11月15、16日の2日間、厚木市飯山にある飯山グランドを拠点に、白山付近の山林に火災が発生したことを想定した「林野火災合同訓練」を実施した。
 訓練は2部に分け、1部では林野を散策中のハイカーが投げ捨てたタバコの火が周囲の枯草などに燃え移り、発見したハイカーが119番通報したということを想定に、管轄する消防隊による一斉放水などで、消火活動をするとともにヘリコプターによる空中消火活動を行った。
 
2部では林野火災の鎮火後に、山頂付近に取り残された4人の被災者をヘリコプター(川崎市消防航空隊ヘリ)で救出する訓練を行った=写真。隊員らは広い山岳林野地帯の中で、無線を使いながら真剣な表情で訓練を行った。
 鈴木太平消防長は「市域に多くの山岳地を抱える本市は、山岳地での火災や事故などに対し十分に備えておく必要がある。いざという時に、的確に対応できるよう訓練しておきたい」と話していた。
 訓練は、2日間で述べ22隊、約100名の消防職員が参加した。 

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国の重要無形民俗文化財「相模人形芝居特別公演」

相模人形芝居
  11月13日、厚木市文化会館で、第3回厚木市郷土芸能まつり「相模人形芝居特別公演」が開催され、市民など約250人が伝統ある郷土芸能を楽しんだ=写真。
 この日は、昭和55年、国の重要無形民俗文化財の指定を受けた相模人形芝居「林座」と「長谷座」、県立厚木東高校の人形浄瑠璃部の卒業生を主体に設立した「あつぎひがし座」が出演した。
 相模人形芝居は、今から250年前に、江戸から相模地方一帯に伝わったといわれ、一つの人形を3人で遣う三人遣いと、鉄砲差という独特の操作方法が特徴だ。今回の演目は、長谷座が「生写朝顔話 宿屋から大井川の段」、林座が「絵本太功記 尼ヶ崎の段」、ひがし座が「新版歌祭文野崎村の段」。この日、来場した40代の女性は「すばらしい舞台だった。まるで生きているかのような人形の動きに見とれてしまった」と伝統芸能の醍醐味を堪能していた

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韓国の公務員が日本の住居表示を研修
 11月23日午前9時から、厚木市水引のJAあつぎ本所で、第36回厚木市農業まつり「収穫祭」が開かれた=写真。
 市の農業を広く市民に紹介し、地域農業の発展と振興、心のふれあいと連帯あるふるさとづくりを目指そうと、毎年8月の「なし・ぶどう味覚祭」、10月の「畜産祭」と併せ、厚木市と厚木市農業協同組合の主催で、実施されている。
 当日は、農産物の品評会や植木・野菜・花・鉢物・農産加工品の即売などが行われ、会場内は多くの家族連れなどでにぎわった。
 大きな袋を抱えた主婦は、「野菜が安いのでついたくさん買ってしまいました。家族で楽しい時間が過ごせました」「生産者と話しながら買い物ができるのはとてもいいですね」と笑顔で話していた。

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行政職の副校長が道徳の授業          
 11月18日、厚木市立依知中学校(杉山薫校長)で、副校長がゲストティチャーとして1年生の道徳の授業を担当した。
 副校長は、学校と地域、教育委員会の連携を推進し、地域に信頼される学校を目指して行政職員が、教頭相当職として勤務するもので、今年の4月からモデルケースとして南毛利小学校と依知中学校の2校に配置されている。
 教育改革の一端として行われるこの授業は、全国的にも珍しい取り組みで、この日は依知中の奈良庸文副校長(54)が、1年生の3クラスで授業を行うため教壇に立った=写真。
 授業では厚木市役所で勤務した部署でのエピソードを生活に身近な確度から紹介、事例を通して「規律を守ること」「相手に思いやりを持つこと」などを教えた。副校長の授業に生徒たちは、始めは緊張した面持ちで話を聞いていたが、やがてユーモアあふれる話しぶりに白い歯を見せて笑うようになり、「新しいことを知りためになった」「これからもこういう授業をたくさんやって欲しい」となかなかの反響だった。

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12月から懲戒処分を受けた職員の氏名を公表
 厚木市は職員の懲戒処分(免職、停職、減給、戒告)に関する公表基準を改正、12月1日から処分の内容と合わせ処分を受けた職員の氏名を公表することにした。公表の対象となるのは免職処分および故意または重大な過失による事件・事故のうち社会的影響が大きい停職処分で、実名公表とする。故意または重大な過失による事件・事故のうち社会的影響が大きい事案は、秘密漏えい、個人情報の目的外使用、私印偽造及び不正使用など、汚職、違法な政治的行為、セクハラ、傷害、横領、窃盗、詐欺・恐喝、脅迫・強要、賭博・ノミ行為、淫行、痴漢行為、ストーカー行為、交通事故・交通法規違反、ネット利用上の非違行為など。特例として、被害者が公表を望まない場合や被害者が特定される恐れがある場合は公表しないことができる。 

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冬の夜に美しい夢の舞台を演出
 11月24日、16時30分から厚木市中町3丁目の厚木公園(通称はとぽっぽ公園)でイルミネーションの点灯が始まった=写真。
 厚木市と厚木商工会議所などが主催、中心市街地の5商店会で構成される「まち元気アップ委員会」が実施主体となって進めている事業で、同委員会が、中心市街地の集客を図ろうと、幻想的なイルミネーションを設置することにより、冬の夜に美しい夢の舞台を演出した。
 同公園の大きなケヤキの木には青や白の電飾がほどこされ、恋人や家族連れが、イルミネーションを背景に写真を撮り合う姿も見られた。
 このケヤキの電飾は、4分間で6つのパターンの点灯が楽しめる代物。また、根元に飾られたサンタなどのクリスマスバージョンのイルミネーションは25日まで飾られ、その後は正月バージョンが登場する予定。点灯期間は1月15日までの17時から21時まで。

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第1回あつぎ消防フェスティバル  楽しみながら消防学ぶ
 厚木市温水の「ぼうさいの丘公園」で11月20日、「第1回あつぎ消防フェスティバル」が開かれた。
 これは、市内の各地域で活動する消防団の重要性と必要性を市民に知ってもらい、防災に対する意識を高めることを目的に開催されたもの。
 会場となった公園内多目的広場には、消防操法や消火器の取り扱い指導=写真、救急指導などの実演コーナーのほか、ミニSLやディーゼル車に乗車できるコーナー、輪投げやダーツなどのゲームコーナーが設けられ、たくさんの子どもたちの人気を集めた。また、同公園のセンター施設周辺には消防車、はしご車、救急車、ミニ消防車などの展示・乗車や、地震の揺れを体験できる起震車などの体験コーナーなど、子どもから大人まで楽しみながら消防について学べる展示や催しがあり、会場は多くの家族連れでにぎわった。
 
 市消防本部の柏木孝之次長は「これから年末にかけて火災が多く発生する時期。また大規模な地震の発生も危惧されています。このようなイベントをきっかけに、市民にもっと消防活動を理解してもらい、火災予防や防災対策に対する意識を高めてほしい」と語していた。

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下津古久・稲荷社のケヤキをライトアップ
 厚木市下津古久の稲荷神社(下津古久)にある巨大なケヤキが、11月30日までライトアップされ、訪れる人の目を楽しませていた。
 ケヤキは、枝幅約15メートル、根回り約5・5メートルもあり、樹齢約400年といわれている。 
 ライトアップを思い立った加藤悟さんは「赤く染まった紅葉が枝いっぱいに広がり、とても良い見ごろだった。大勢の皆さんにこのすばらしい紅葉を楽しんでもらえて嬉しい」と話していた。

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『神奈川ふだん記』第61号刊行  好評の住民史「愛川町の昔と今」など収録
 生活記や人生記、旅行記、自分記など庶民の文章運動に取り組んでいる「神奈川ふだん記」の機関誌第61号がこのほど刊行された。
 巻頭言は全国ふだん記編集委員をつとめる大貫いとさんの「八菅ふだん記創刊記念会に出席して」と顧問の相馬晴義さんの「記録は価値なり」、そして全国グループを支えた小寺一郎さんの追悼をまとめた水上寛裕さんの「小寺一郎氏逝く」と小寺氏の遺稿「六十号は大輪の花」。
 61号のテーマは「心に残る本」と「涙と笑い」の2題。「心に残る本」では、消えた桃太郎の絵本、故郷を舞台にした五木寛之の「青春の門」筑豊編、一生忘れられない「アンクルトムの小屋」、目から鱗の2冊の本、井伏鱒二の「黒い雨」、樺太の真岡郵便局で集団自決した電話交換手「九人の乙女一瞬の夏」など全国各地から23人の文友が原稿を寄せた。また、「涙と笑い」では、雪隠大工、気丈な姑と笑い上戸の私、旅のハプニング、夢が叶った沖縄旅行、大破した自転車、湘南高校サッカー部と学友の皆様にお礼を、孫の笑みを見て、など18編が収録された。
 
 特集「21世紀に残す愛川町の昔と今」、小・中・高校生の「夢の広場」は会を重ねるたびに充実。「愛川町の昔と今」では、太平洋戦時下の地域と学校、宮ヶ瀬ダム建設前夜、昔の中津川、新農村建設事業と町村合併、町のうつり変わり、昭和7年頃の中津、中津小学校の二宮金次郎銅像、愛川町誕生前の様子など16作品を収録、みんなで書く住民史として注目を集めている。
 また「夢の広場」では、小学4年生の風岡涼香さんが「おばあちゃんからのごほうび」、3年生の佐藤活水さんが「きよさとに行ったこと」、4年生の中橋帆香さんが「ダンスの発表会」、2年生の中はしなみのさんが「マリンピア日本海」などを投稿した。
 世界的なバイオリニストで声楽家・佐藤陽子さんの特別寄稿、「酒と満寿夫と私」は連載4回目。文友交流の場となっている「あの花この花」「みんなの心のうた」にもたくさんの投稿があり、今号も充実の296ページとなった。
 次号のテーマは「季節の行事」「父母からの言葉」とシリーズ「愛川町の昔と今」、詩・短歌・俳句など。投稿の問い合わせは代表の足立原三紀子さんへ。1285・2973番。

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榊原勇城さんのやさしい水彩画教室展
 厚木、伊勢原で水彩画教室を開いている榊原勇城さん(厚木市飯山)が指導する「やさしい水彩画教室展」が11月29日から厚木市中町の厚木市民ギャラリーで始まった。教室で学習する生徒50人の作品展で、花や果物、風景などの水彩画100点あまりが展示されている。
 榊原さんは定年退職後、厚木の小鮎公民館など6箇所で風景、静物、ハガキ絵などの水彩画教室を開き、50代から80代の初心者を対象にやさしい水彩画の描き方を指導している。現在、生徒は60人。ほとんどが主婦だが、男性も8人ほどおり、月2回静物画などを描いて趣味の人生を楽しむほか、学習の成果として年1回、市民ギャラリーで作品展を開いている。
 今回は6号サイズを中心に、1人2点を出品した。作品は石榴やどんぐり、柿、栗、レモン、南瓜、キンカン、あざみ、秋桜、紫タマネギ、百日草など花や果物、野菜、木の実など、身近な素材をテーマに描いた静物画のほか、飯山観音の老木、震生湖、伊豆高原のヒマラヤ杉、真鶴漁港、太陽の恵み、秋の初めなどの風景画も出品されている。
 榊原さんは、橋をテーマにした作品を描く水彩画家として知られ、厚木市の橋や友好都市横手市の橋、揚州市の橋などいわゆる「橋シリーズ」は榊原さんのライフワークともなっている。これまで地元の厚木と横手市で代わる代わる個展を開いてきたが、今年の2月には横手市長から 民間レベルの友好交流に貢献した功績が認められ、横手市の「友好親善大使」に任命された。
 今回も「雪の横手」のほか、横手市の橋、厚木市の小鮎川に架かる庫裡橋、新小鮎橋や揚州市の橋などの作品を展示した。
 榊原さんは、「生徒が個性を大切に描いたやさしい水彩画です。多くの人に見ていただければ嬉しい」と話している。会期は12月5日まで、時間は10時から18時30分(最終日は14時)まで。

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病院で合同演習 秋の火災予防運動
 秋の火災予防運動(11月9日〜15日)が行われた11月13日、厚木市七沢の七沢リハビリテーション病院脳血管センターで、厚木消防署、消防団と同病院による「合同消防演習」が行われ、消防と病院関係者約150人が参加した。
 演習は大規模高層病院での火災を想定し、初期消火、避難訓練、はしご車による救出=写真、一斉放水などが行われた。訓練後、森久保純正消防団長は「入院患者や高齢者の避難誘導が遅れると大災害になりかねない。日ごろから消防と病院との連携の取れた訓練が大切。迅速、安全、的確な訓練ができ、火災の時には本日の訓練が有効に生かされることを期待している」と講評した。
 秋の火災予防運動のスローガンは、「あなたです、火のあるくらしの見はり役」。市消防本部・署・団では、期間中、立ち入り検査や消防車による火災予防広報、消防演習などを実施した。
 昨年の市内の火災件数は116件で、原因別では放火が49件、次いでコンロ、焚き火、煙草の不始末の順となっている。

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