第563号(2001.03.15)

山口市長に報告書を手渡す原田茂座長

県立厚木病院移譲問題
市立病院化進めるべき
検討協議会が市長に報告書
財政負担は軽減すべき

 県立厚木病院の厚木市への移譲問題を検討する「市立病院化検討協議会」(原田茂座長・医療・福祉・学識経験者・労働界など15人で構成)は3月7日、山口巖雄市長に対して「利用者の70%が厚木市民であること、他の民間医療機関では提供がされにくい高度医療・救急医療などの不採算部門を提供していることから、市民の命と健康を守るため市立病院化を進めるべきであると判断、財政負担については極力軽減するよう努力すべきである」とする報告書を提出した。
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 同協議会は、厚木病院の現状について、@施設については耐震補強を含む改修工事がなされていることから、おおむね20年前後の使用は可能であると見込まれるが、新たな医療ニーズや医療環境向上のため、リニューアル工事、拡張工事の必要性を検討すべきである。A年間18億円の一般会計負担については、かなりの高額で、その原因は人件費であると見込まれるが、委託化・合理化など負担軽減の具体策について検討すべきであると分析。
 財政負担については、@移譲時の一時的な負担(イニシァルコスト)について、その資金手当が困難なことから、県に対して厚木市の財政に大きな負担とならないよう協力を求めていくべきである。Aランニングコストについては、経営改善策を検討した上で中長期の財政計画を策定し、病院経営が軌道にのるまでの一定期間は、県に協力を求めるべきである。B市立病院化に当たり、在職する県職員については、県の責務において対応するよう求めるなど、市民の理解が得られる合理的経営を目指し県と調整すべきとしている。
そして、県との条件整備が整えば、市民、患者、病院関係者に不安や心配を抱かせないため、早期に「市立病院化」という方向性を明らかにすべきであり、確実な移譲を行うためには2年間の準備期間を設ける必要があると指摘している。
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 山口市長は「県立病院については市民が安心して良質な医療サービスを受けられる医療環境の確保のため、受け入れることを前提に県との協議を続けている。本日、協議会から報告書の提出をいただいたが、その報告を尊重し、議会に設置されている県立厚木病院移譲に関する調査研究特別委員会からのご意見も踏まえ、3月中には方向性を明らかにしたい」とコメントを発表した。        
 議会の「調査研究特別委員会」は2月8日、臨時議会を開いて設置、各会派から1、2名の代表を選び、9名で発足した。「議会として市政の重要課題を十分に論議したい」太田洋議長が各会派によびかけたもので、あくまでも受け入れを前提としたものではなく、白紙の状態で審議することにしている。特別委員会では、受け入れの課題や問題点を協議した上、開会中の2月定例議会で中間報告を行う予定だ

コミュニティ保育ピンチ
手づくり保育20年の「ひよこ」
昔の遊びと自然とのふれ合いが特色
でも園児減少・新年度34名しか見込めず

2月28日には荻野中学校1年生の生徒が、ドラエモンのパズル、だるま落としなど自分たちが作った手作りおもちゃを持参して来園、園児たちと一緒に遊んだ。

厚木市の鳶尾5丁目にある「ひよこコミュニティ保育」で、4月から平成13年度の保育がスタートするが、少子化の影響を受け今年度は入園児が予定した数を大幅に下回り、運営がピンチに立たされている。
 ひよこコミュニティ保育は、昭和55年2月、厚木市の鳶尾団地に住む母親たちが手作り保育を目指して発足した。当初は荻野公民館を会場に母親中心の保育付き講座からスタート、翌年4月には厚木市のコミュニティ保育推進事業の第1号として補助金を受け、58年4月には地元の地主さんの協力を得て、鳶尾5丁目の現在地に念願の園舎を建設した。
 自主保育は地域の中で子育てを行ない、母親たちも共に学びながら、保育方針から内容にいたるすべてを、専任保育者と母親全員で話し合いながら自主運営するのが特徴だ。
 わらべ唄を歌ってのまりつきやお手玉、縄跳びやあやとり、竹馬など昔ながらの伝承遊びを大切にするほか、自然とのかかわりを大切した園外保育では、鳶尾山や荻野川の散歩、秋になると年中と年長児は鳶尾山から八菅山までの往復を歩き通すという。
山で拾ったどんぐりの実などは、ままごと遊びの格好の材料だ。冬は羽根つきやコマ回しに熱中、年長児が遊びをうまくリードし、年下の子どもたちがその知恵やわざを学び取るという、異年齢(たて割り)保育の良さを導入している。
 春には、専用の畑でじゃが芋やさつま芋、大根などの栽培、園舎ではイモリ、かたつむり、モルモットの飼育。また、荻野地区で行われている養蚕農家を見学するなど、土にふれ生き物を大切にする保育活動にも取り組んでいる。地域に向けた保育付講座や人形劇サークルの上演、コミュニティだよりの発行なども、創設以来続いている。この20年間に250名近い卒園児を送り出した。
 しかしながら、悩みや課題も多く、園児数の増減による運営の不安定さや母親のひよこに対する考えと意識の変化など、常に話し合いを重ねることで困難を克服してきた。
 特に園児の減少は運営にストレートに響くだけに大きな悩みだ。発足時に20名だった園児は、翌年から増え始め、63年と平成元年には60名を越えた。ここ10年は50名近い園児を受け入れているが、発足20年を迎えた前後から園児が減り始め、平成12年度は42名、新年度はこれより8名減って34四名の園児しか見込めない。
 会長の篠原道子さんは、「私たちの手作り保育も確実に少子化の影響を受けつつありますが、ひよこの良さや特色を少しでも多くの方に知っていただきたいので、お気軽に園をのぞいてください」と入園を呼びかけている。募集園児は2歳半から5歳児まで。連絡は揩Q42・0000番へ。

厚木小学校
昔のおもちゃ作って地域の公民館祭りに展示

 3月3、4の両日、厚木北公民館祭りが開かれ、厚木小学校(吉垣忠子校長・児童数601人)1年生の児童が手作りで製作した「昔のおもちゃ」が展示され、公民館祭りに訪れる人たちの目を引いた。
 このおもちゃは2月3日、厚木歴史民俗談話会(中丸武夫会長)のメンバーが、同小を訪れ、「子どもたちに昔から伝わるおもちゃや遊びを教えよう」と教室を開いたもので、同校の1年生児童約100人が糸電話や紙玉鉄砲、わりばし飛行機、空き缶ぽっくり、うちゅうロケットなどの作り方を学んだ。
 昨年に続いて2回目の教室。子どたちは家庭で使わなくなった空き缶や、割り箸、紙コップなどを材料に同会会員の指導を受け、自分で考え、工夫し、手を動かして作る面白さを体験した=写真左。
 わりばし飛行機では、原寸代の型紙を見ながら、厚めの画用紙から主翼と水平尾翼、垂直尾翼を切り取り、主翼に日の丸をつけた後、割り箸の胴体にノリとセロテープを使って止めると出来上がり。また、糸電話では、紙管に障子紙を張り、5メートルの手縫い糸を取り付けるなど、子どもたちは初めて体験するおもちゃにづくりに大喜び。出来上がると、早速手づくりのおもちゃで楽しんだ。
 同校ではこの手作りおもちゃを地域の人々に見てもらおうと、3月3、4の両日、厚木北公民館まつりに出展、大きな画用紙におもちゃと活動写真を添付、感想文やお礼文などもつけて展示した。
 この日は、歴史民俗談話会のメンバーが、わりばし飛行機150個と竹とんぼを用意、公民館祭りに訪れた親子連れにプレゼントしていた。
 中丸会長は「子どもたちが昔の遊び道具を自ら作って、遊ぶことで、地域の歴史や生活に興味を持ってもらえれば」と話していた。

老人保健施設「ぬるみず」で
消防訓練とふれあいコンサート

 3月6日、厚木市温水の老人保健施設「ぬるみず」(近藤脩理事長・入所者80人) で、消防訓練が行われ、合わせて入所者のための消防ふれあいコンサートが開かれた。
 厚木市消防本部が毎年、春の火災予防運動の一環として、火災予防思想を広めるため、老人保健施設の従業員と入所者を対象に実施しているもの。
 当日は、午前10時、火災報知器のサイレンとともに訓練を開始、施設職員や入所者など約90人が通報訓練や避難訓練を行なった後、施設職員と消防職員により、消火器訓練やはしご車を使った救出訓練、搬送訓練などを実施した。
 また、訓練後には30人編成の消防音楽隊が「ふれあいコンサート」を開催、施設職員や入所者が集まる中、「北国の春」「童謡メドレー」「水戸黄門のテーマ」などを45分にわたって演奏した。音楽隊の心をこめた演奏に、入所者は曲に合わせて歌を口ずさんだり、手拍子をしたりと、会場は終始和やかな雰囲気に包まれた。
 「ぬるみず」では、毎年、職員と入所者による避難訓練を実施しているが、消防本部を交えた本格的な訓練は今回が初めて。近藤理事長は「まず施設から火を出さないこと。そして、入所者の状態を常に把握し、いざという時の避難、誘導が確実かつ円滑にできるよう心掛けています」と話していた。

厚木市広報課
レンズが語る2000
行事など40点を展示

 厚木の1年間を写真で紹介する「広報活動写真展―レンズが語るあつぎ2000」が、2月27日から、同市中町のシティプラザ五階ヤングコミュニティセンターで開かれている。
 写真は市の広報課が平成12年に撮影した市内 のイベントや街の風景などをパネルで展示したもの。新年の恒例行事「出初め式」や「鮎まつり」「市民芸術文化祭」など市の行事や街の話題のほか、菜の花、コスモス、ひまわりなど厚木の四季のさまざまな表情を月を追って紹介している。
 展示点数は40点。3月中旬まで同 センターで展示され、その後市庁舎一階市民ホールなど公共施設を巡回して展示される。

学校へ行ってない私はきらいですか
「あかね色の空を見たよ」上映会
4月7日・愛川町文化会館で
愛川シネマクラブ

 学校に行ってない私はきらいですか……不登校問題を扱った中山節夫監督作品「あかね色の空をみたよ」の上映会が、4月7日10時、14時、19時の3回、愛川シネマクラブの主催により町文化会館で開かれる。
 文部省の調査によると不登校の小・中学生は、年々増えつづけており、98年度は過去最高の12万8,000人にのぼった。
作品は自らの体験をつづった岡山県に在住する堂野博之さんの詩画集「あかね色の空を見たよ・五年間の不登校から立ち上がって」を、中山節夫監督が映画化したもの。
岡山県の市民グループが「制作委員会」をつくり、個人個人に制作協力券購入してもらう運動を起こして映画化を実現させたことでも知られている。主人公はじめ、出演者の青少年たちはすべて岡山県から公募して選ばれた。
 中山監督は、「ブリキの勲章」「それぞれの旅立ち」「やがて…春」「先生、あした晴れるかな」「原野の子ら」など、一貫して教育問題を追求してきたベテラン。
 物語は中3の2学期、不 登校五年目になった弘は、自分の中のいらだちから何度も自殺しようとする。そのたびに泣いて止める和子と呆然とする父光男。延々と続くこの現実に、2人は弘を見守っていくことだけを決める。進路への悩みを感じている兄の明も、弘に自立を促す。
 中学を卒業した弘は、定時制高校への道を決める。岡山のアパートで1人暮らしを始め、そば屋で働き夜は高校に通う。仕事場でも学校でも弘はゆっくりと馴染み始める。初めての仲間との出会い、担任の山崎先生との出会いに、明るさも生まれてきた弘は部活でバレーを始める。
 しかし、ふとしたきっかけで、そば屋のアルバイトにも学校にも行けなくなってしまった。いらだちを感じ始めた弘に、つらかった不登校時代の思いが甦ってくる………。
 主催者の愛川シネマクラブでは「不登校の問題は他人事ではありません。追いつき追い越せの受験戦争、子ども同士、親同士のコミュニケーションが持てなくなった学校と地域社会。いまや教育は学校や地域の垣根を取り払い、社会全体で考えなくてはならない時期にきています。岡山発のこの映画を1人でも多くの方に観ていただきたい」と話している。愛川町教育委員会が後援する。
 前売券は大人1,200百円(当日券1,500百円)小中高生800円(同1,000円)問い合わせは揩Q86・3520番(ブックスコア)へ。

5月30日まで
「春の番組」を投影
子ども科学館プラネタリウム

厚木市中町シティプラザ七階の「子ども科学館・プラネタリウム春の番組」が3月6日から始まった。
 春の番組は「インビテーション・ツー・スペース〜もしも宇宙へ行ったなら」と題して、宇宙飛行士たちの日常生活と、ちあきちゃんとDrスペースのスペースシャトル見学レポートを投影している。
 投影開始時刻は火曜日から金曜日の15時30分、土曜日14時と15時、日曜日・祝日・第2・第4土曜日及び春休み期間中は11時、13時、14時、15時となっている。 投影時間は約四十分で、観覧料は一般個人100円、団体(30人以上)80円、中学生まで個人50円、団体40円となっている。
 4月29日には月や春の星空を天体望遠鏡で観察する「天体観望会」を開く。時間は18時30分から20時30分。3月20日より電話で受け付ける。揩Q21・4152番。なお、15日〜22日は機器調整のためプラネタリウムは休館。

支援物資15トン集まる
モンゴルの雪害児童を援助 
15日横浜港を出航
国際交流は子どもの時からアジアの会

3月11日藤沢市内で大型コンテナに支援物資を積み込むボランティア

 厚木を拠点に活動しているNGO「国際交流は子どもの時からアジアの会」(高岡良助代表)がこの2月から取り組んできた「モンゴル雪害児童支援」の援助物資約15トンのコンテナ積み込み作業が、3月11日藤沢市内で行われ、小中高校生を含めたボランティア25人が参加した。
 援助物資は冬物衣類4,569点、非常食用乾燥米65,000食、乾パン23,256食、罐詰飯1,587食、クレヨン600組、白米1,900キログラム、A4版白紙30万枚、パソコン30台、スキー板52組、スキー靴28足、スキー杖37組、鉛筆64,000本、ミニサッカーボール60個で約15トン。
 この日はボランティアが76立方メートルの大型コンテナに、梱包された支援物資を積み込み、約3時間で作業を終えた。
 支援物資は一般からの協力のほか、茨城県の松前台小学校の児童が集めた衣類も含まれている。輸送費は都内の外資系証券会社につとめる会社員が、昨年12月ホノルルマラソンに出場した際にチャリティランを組織110万円を集めてカンパした。 コンテナは3月15日に横浜港を出航、中国鉄道経由でモンゴルに運ばれ、ウランバートル駅には3月31日到着の予定。

  青年の国際体験活動を支援 県青少年課が受付開始
 神奈川県では、「地域社会が直面している」また「青少年を取り巻く諸課題」について、青年が行う国際体験活動を支援することで、実体験に支えられた地域や団体の活動を展開できる神奈川の若者を育成するため、「青年国際体験活動支援事業」に取り組んでおり、今年度も募集を行う。
 支援対象となるのは、青年が海外で行う青少年の健全育成、スポーツによる地域づくり、ボランティア、国際貢献、環境保全、社会福祉などの体験活動。
 受け入れ先及び支援期間は、@応募者が自ら設定(1か月〜6か月)Aフィリピン共和国マニラの児童福祉施設で行う路上生活をする子どもたちの支援(1か月〜6か月)Bタイ王国バンコク近郊の児童福祉施設で行うエイズで親を失った子ども支援(1か月〜6か月)Cオーストラリア各地を移動しながら行う自然保護プロジェクト活動(6週間〜12週間)Dスウェーデンで行う高齢者福祉(1か月〜6か月)E米国ニューヨークで日米の相互理解を進めている団体で行う、日本の舞台芸術の公演制作補助などを通した文化交流活動(平成13年9月10日〜平成13年12月10日または平成14年1月10日〜平成14年4月10日のいずれかを応募者が選択)のいずれか一つ。
 必要経費の2分の1以内(限度額50円)を支援する。対象は県内在住、在勤、在学で平成13年4月1日現在18歳以上30歳以下の方十人。
 応募方法は県青少年課で配布中の所定申し込み用紙に、必要事項(体験活動の受け入れ先一つ、写真添付、小論文1国際体験活動の中で何をしたいか2帰国後その体験をどのようにいかすかの2点を中心に具体的に記述する。字数は1200字以内)を記入の上、5月9日までに県民部青少年課へ申し込む。書類選考後、面接の上決定する。助成を受けた人は、別に定める期限までに体験活動の報告書を知事に提出する。問い合わせは揩O45・210・3844番。
      あゆまつりのキャッチフレーズ募集
 厚木市は同市の総合計画あつぎハートプランの将来都市像「心輝く躍動のまちあつぎ」の実現に向け、「心ときめく産業活力のまち」を市民とともに創造し、市民相互の心のふれあいを深めるために開催する、伝統ある「あつぎ鮎まつり」のイメージにぴったりのキャッチフレーズを募集している。
 応募規定は、@文字数十字以内。AA4版の紙を使用する。B応募者の〒住所、氏名、または団体名、年齢、職業、電話番号、性別を裏面または別紙に記入。
 募集対象は市内在住、在勤、在学の方。1人2点以内。応募作品は未発表のものに限る。作品は返却しない。著作権は市に帰属。最優秀賞1点、優秀賞2点を選び記念品を贈呈する。
3月31日(消印有効)までに郵送で、〒243−8511厚木市商業観光課へ申し込む。揩Q25・2820番。

曽我部清典ソロ・コンサート
3月25日
県立藤野芸術の家

 県立藤野芸術の家では超一流の演奏家を招いて定期的にオープン・スペース・コンサートを開いているが、3月25日14時30分から、フアミリーステージで世界的に活躍しているトランペット奏者曽我部清典(そかべきよのり)さんのトランペット.ソロ・コンサートを開く。
 曽我部さんは、東京芸大卒業後、「上野の森プラス」に参加、そのコンサートマスターとして20有余年を迎える。その間、2度の海外ツアー、3枚のCDをリリース、国内では年間50回を越える演奏活動を行っている。特に現代音楽のスペシャリストとして国内の評価が高く、近年は独奏者としての活動も活発で、古典、現代の協奏曲を在京のオーケストラと共演、好評を博している。九六年から3年間、日本人トランペット奏者としては初めての全曲現代作品によるリサイタルを開いた。入場無料。揩O426・89・3030番。

     精神障害者の支援ボランティア募集  
 厚木市内の精神保健福祉支援ボランティア「グリーン・ハーモニー」(北村正一郎会長)が、「こころの友ボランティア」を募集している。
 精神障害者とは、何らかの心の危機を迎えて、医療の援助を必要とする人、また、そのことにより生活に困難が生まれ、保健・福祉の援助を必要とする人で、平成12年、「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」の改正により、平成14年から精神障害者へのホームヘルパーの派遣やその人に合ったサービスをコーディネートする役割を持つ、ケアマネジメントが導入される。
 グリーン・ハーモニーは平成10年5月、厚木市社会福祉協議会の支援のもとに発足、精神障害の回復、リハビリ、自立へと歩んでいる当事者をサポートするため、毎月1回(第1または第2土曜日の午後1時30分から午後4時まで)、同市中町の総合福祉センター5階和室で「茶話会」を開いている。
 「こころの友ボランティア」は、そうした当事者が共に楽しく安心できる憩いとふれあいの場を提供するもので、協力していただける方には、ボランティアの養成や学習の機会を設け、精神障害者に役立つ心得などのノウハウ・情報なども合わせて提供するという。問い合わせは会長の北村さんへ。揩O46・228・0824番。

 相模川右岸多目的広場―議会が促進陳情を採択
 厚木市議会環境教育常任委員会は、3月12日委員会を開き、市が相模大堰右岸の河川敷に整備を計画している多目的広場について、地元自治会などから出ていた建設促進の陳情を賛成多数で採択した。これに対して市民団体が出していたビオトープ(野生生物の息づく自然環境)の整備を求める陳情は、賛成少数で不採択になった。

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