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市民かわら版編集日記

(2002年04月)

iモードで医療情報提供―厚木市
 4月24日(水) 気分: 天候:
厚木市は野外での活動中に急病になったり、けがをした時、携帯電話のインターネット接続サービスを利用して、すばやく最寄りの医療機関を探したり、応急手当ての方法を調べたりすることができる「携帯電話(iモード)による医療機関情報サービス」を4月20日から開始した。
 屋外で移動中に利用できる携帯電話の長所を最大限に生かし、医療機関や救急情報を提供することによって、市民生活の安全性を高め、サービスの向上を図るのが目的で、ITによるまちづくりの一環。携帯電話を使った医療機関の情報提供は県内では初めてだ。
 提供する情報の内容はおもな救急病院の住所と電話番号、夜間当番病院の住所と電話番号、止血法や症状別の対処方法、心肺蘇生のやり方、119番のかけ方、市内120の医療機関の検索などで、医療機関や診療科目などは地区ごとに検索できるため、利用者は一番近い病院を探すことができる。  
 利用できる携帯電話の種類は、NTTドコモのiモード対応で、auとツーカーのEZwebの最新機種からも利用できる。また、Jスカイからも月額100円の基本料金で利用できる。アドレスはhttp://www.city.atsugi.kanagawa.jp/i/

定住意向弱まる―5年間で「犯罪と非行」増えた―厚木市民意識調査
 4月25日(木) 気分: 天候:
 厚木市は昨年11月から12月、市民意識調査を実施したが、このほどその概要を冊子にまとめ発表した。調査は「あつぎハートプラン」の将来都市像「わたしもつくる心輝く躍動のまちあつぎ」の実現に向け、社会経済情勢の変化や多様化する市民ニーズなどを的確に把握して、今後の市政運営や計画の策定に活用するもので、市内に居住する18歳以上の男女3,500人を対象に郵送による方法で行なった。
質問項目は1定住意向2厚木市のイメージと将来像 3市政(地域生活、環境・福祉など)についてなど全部で45項目。回収率は67.4%だった。
 定住意向については「ずっと住み続けたい」37.4%、「できれば住み続けたい」23.4%で、60.8%の人が「厚木市に住み続けたい」と回答した。前回11年の調査では「住み続けたい」が71.2%で、この2年間で10.4ポイントも下がっており、住み続けたい程度が大幅に弱まっていることが分かった。これとは逆に「市外に転居したい」が11.2%(前回10.8%)あった。
 住み続けたい理由は「家や土地があるから」を挙げる人が最も多く、「住み慣れて愛着がある」「自然環境がよい」などが続いている。一方、「市外に転居したい」と答えた人は「交通の便が悪い」「通勤・通学に不便」などがその理由。
住まいの地区の将来については、「開発をもっとすべき」が12.3%、「自然環境と調和した開発をすべき」が57.3%、「これ以上開発すべきでない」は22.8%だった。
 市のイメージについては「恵まれた自然環境を持つまち」が41.8%、「花火大会・鮎・温泉のまち」42.8%、「都市と自然が共存するまち」23.2%だった。将来どんなまちになって欲しいかでは「自然環境の豊かな都市」69.4%、「保健福祉都市」37.3%、「居住.生活都市」29.9%の順となっている。
 まちづくり全般の変化について、5年間で良くなった項目は「ごみ処理及びリサイクル」が53.8%と最も多く、次いで「都市基盤の整備」27.5%、「スポーツ・レクリェーション活動の場と機会」26.9%の順となっている。逆に5年間で悪くなった項目は、「犯罪や非行の防止」が42.8%と最も多く、次いで「就業環境」38.3%、「商店街活性化の状況」36.7%、「放置自転車や歩行者の安全」34.7%の順。
 今後必要な施設は何かの質問では、公園が24.9%で最も多く、次いで病院・診療所23.6%、駐車場・駐輪場23.1%の順。
 また、市立病院への要望では、「市内の医院・病院との連携強化」46.4%、「現診療科目の維持」41.8%、「人間ドック等健康診査機能の導入」33.2%の順となっている。
 このほかまちづくりの手法では、「住民合意による地区計画等」が41.2%、次いで「住民参加によるまちづくり条例の制定」28.9%となっている。