4月14日(土)
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厚木市が同市岡田5丁目の相模川右岸で進めてきた「境田川下流域高水敷親水広場設置工事」が完成、4月15日午前10時より開園式が行われるが、広場に設置した園名石に、山口市長の名前が刻字されていたため、地元市民が「公選法違反ではないか」と指摘、13日夕方市に申し入れを行った。園名を刻んだ石は幅2.5メートル、高さ1メートルの楕円形の自然石。山口市長の揮毫で「相模川ほほえみ広場」と書かれ、その右下に「厚木市長 山口巖雄」と刻まれている。4月11.12の2日間にわたって業者が設置した。 現地に設置された園名石を見た地元リバーサイド団地の市民が、「公共物の看板に市長名が刻まれているのは見たことがない」と不快感を表明、「開園式には地元の子ども会が除幕式に参加する。公選法違反の行事に子どもたちが出席するのは問題」と市側に改善を申し入れた。 市で確認したところ、公共物の銘板に市長名が刻まれるというのは前例がなく、選挙管理委員会でも好ましいことではないと判断したため、急遽開園式前日の14日、市長の名前を削除して、開園式に間に合わせることにした。 広場は相模大堰の設置にともなって低水護岸が整備された相模川右岸の高水敷に、親水性のある広場を設置して、地元住民に利用してもらおうと、厚木市が平成12年度事業として取り組んだ。神奈川県内広域水道企業団も補助金を支出している。場所は境田川が相模川に流れ込む地点から下流のリバーサイド団地までの一帯で、約10,360平方メートル。自然の地形を生かしながら、高木や低木のほか芝生なども植えた。園名石は公園緑地課で設置を決め、地元にも報告していた。いやはや何ともお粗末な一件でした。
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