第693号(2006.11.01)

会員数減少で運営ピンチ 厚木演劇鑑賞会

 「厚木で自分たちの観たい演劇を定期的に観劇しよう」と発足した市民による演劇鑑賞団体「厚木演劇鑑賞会」が、今年4月設立20周年を迎えたが、会員減少のため運営がピンチに立たされている。
 同会は1986年4月、町田演劇鑑賞会からの根分けの形で発足した。チケットを買って観劇するのではなく、会費を納め自らも運営に参加する会員として観劇を行うもので、会員制、サークル制、運営参加が基本だ。 発足時の会員数は483名だったが、翌年には昼夜2回公演を開始、会員も1,179名にまで達した。しかし財政的には厳しく、文化会館での公演も昼夜2回から夜1回、その後昼夜2回、また夜1回に戻すという迷走が続いた。
 92年からは観劇回数を年6回から年5回に減らして財政再建を図り、94年には1年6回に戻したが、その後会員数は一進一退を繰り返しながら徐々に減り、とうとう採算ラインの800人を割ってしまった。
 こうした危機感から98年には「会費の口座自動振込」「運営基金制度」「観劇振替制度」といった新しい観劇システムも導入した。その結果、退会数は半減したものの、入会数がそれを上回ることができず、800台への回復を図ることは出来なかった。低迷は厚木だけでなく、 海老名、川崎、相模原、湘南、平塚、横浜など、県下の8団体も同じで、全国的にも九州を除いて演劇鑑賞団体は軒並み低迷を続けている。
 徳原浩之事務局長は、「会員が高齢化したため介護が忙しくなったこと、夜出ることが難しくなったことなどが大きな理由」と説明する。会では劇団四季劇場への都内観劇バスツアーや会員交流を目的としたカルチャー教室、ワークショップなどを開いて、減少を食い止めたが、歯止めはかからなかった。
 02年から公演回数を年5回に戻し、その後、前観劇会より1名でも多い会員数で劇団を迎えるという「1名クリアー」に取り組むほか、経費の削減や劇団の出演料値下げ交渉などで支出の抑制に取り組んだ。累積赤字は一時1千万円を越えたが、徐々に返済して200万円までに減らした。
 今年に入ってから会員数が再び800人を割り込み、以後減少に歯止めがかからない。10月25日現在の会員数は725名。現在、10人の運営委員と20人のサポート員で対策などを検討しているが、有効な打開策はなかなか見つからない。  
 会員は50代から70代までの高齢者が多く、40代未満の入会者が少ないのが特徴だ。ここ数年、退会者数は横ばい状態だが、新会員が増えない状態が続いている。採算ラインの800人を維持するには毎年100人近い新会員が増えないと運営に支障を来す。今年は4回公演を終えた段階で新会員は47名。目標の半分にも満たない。11月29日には118回目の観劇会となる加藤健一事務所の「詩人の恋」公演が行われる。
 徳原浩之事務局長は、「このままいくと、今年も赤字は避けられない。年5回色々な作品に出逢える楽しさがあるので、若い人もぜひ入会をしてほしい」と呼びかけている。入会金は1人500円、一般会員月額2,400円。家族会員2人で月額4,000円、大学生月額1,200円、小中高校生のユース会員は登録料年額500円・会費は無料。入会時に2月間の会費と入会金が必要。問い合わせは同会事務局揩Q28・9325番へ。

.

かながわ健康福祉スマイルティーボール大会

 10月22日、厚木市ぼうさいの丘公園多目的広場で「かながわ健康福祉スマイルティーボール大会」が開かれ、県内の養護学校、福祉団体、小中学校などから選手やボランティアを含め11チーム、250人が参加した。
 大会は誰にでも楽しむことのできるティーボールを通して、障害のある人と健常者がともに汗を流し、協力しあってコミュニケーションを深めるのが目的で、今年で第8回目。 NPO法人日本ティーボール協会神奈川県連盟(頼住道夫理事長)の主催で、神奈川県、厚木市、厚木市教育委員会、厚木市社会福祉協議会などが後援した。
 午前10時の開会式のあと、愛川東中学校の渡辺翔選手と栗山恵輔選手の2人が選手宣誓、参加者全員がラジオ体操で体をほぐした後、始球式が行われ、4ブロックに分かれて試合が始まった=写真。
 今年は参加者の技術、体力、マナーなどが向上、各試合とも見応えのある熱戦が繰り広げられた。また、障害のある人と健常者とのこころ温まる交流も見られ、チームの引率者やボランティア、大会関係者の協力体制も印象的だった。
 試合はトーナメント・リーグ方式で、Aブロックは愛川東SS、Bブロックは弘済・人にやさしく、Cブロックは小鮎フェニックスが優秀、ふれあいコートでは菅原小ホームランキングと星谷学園がオープン試合を行った。
 またバッティング指導教室も開かれ、空きコートを利用して、早稲田大学女子ソフトボール部の熊木美緒選手と富平千晶選手が指導にあたった。
 参加した選手は「障害のある人と健常な子どもたちがティーボールを通して楽しく笑顔で交流ができました。また車椅子の方も参加していましたが、楽しく汗を流していました。今後もティーボールを通じて交流を深めていきたい」と話していた。

.

地域の防犯活動が奏功  厚木市内の犯罪件数4年連続減少

 犯罪をなくして安全で安心な街をつくっていこうと10月11日、「安全・安心まちづくり旬間」に伴う街頭キャンペーンが本厚木駅構内で行われた。厚木警察署と厚木愛甲防犯協会連合会の主催で防犯指導員ら約80人が参加、仕事や学校から帰宅する市民らに啓発物品を配布して防犯意識の向上を呼び掛けた。
 安全・安心まちづくり旬間は、「県犯罪のないまちづくり推進条例」(平成17年4月施行)に規定されているもので、「みんなでつくろう安心の街」をスローガンに、県内各地で20日まで展開された。
 初日となった同日の街頭キャンペーンは、夕方から降り出したあいにくの雨のため本厚木駅構内で行われた。開始に当たり三島厚木署長は「地域の皆さんの協力のお陰で、犯罪件数を大幅に減らすことができています。しかし、駅周辺での自転車泥棒や車上狙いなどは、まだまだ多発しています。これから配る花の小鉢は、玄関先など人の目の集まるところに飾ってもらい、防犯力の向上につなげてほしい」とあいさつ。その後、参加者らによって、防犯を啓発するチラシと花の小鉢などをセットした啓発物品が配られた=写真。
 市内の昨年1年間の刑法犯認知件数は5,165件。地域防犯活動などが功を奏して4年連続で減少、平成16年との比較では過去最高の1,081件減だった。今年は8月までに2,887件が発生。窃盗犯が390件減(2,255件)、知能犯が87件減(69件)となるなど、前年同期比で458件減少しているが、空き巣狙いが63件増の266件に上るなど、引き続き注意が必要となっている。

.

交通死亡事故・飲酒運転撲滅キャンペーン

 厚木市内の交通死亡事故が10月に入って3件連続で発生したことを受け10月19日、厚木警察署と同市交通安全対策協議会による「交通死亡事故・飲酒運転撲滅キャンペーン」が本厚木駅北口広場で行われた。
 警察官や市職員、市交通安全指導員、市交通安全母の会のメンバーら約30人が参加し、街頭で安全運転や歩行時の注意の徹底を呼び掛けた=写真。
 キャンペーンは、死亡事故や飲酒運転が全国的な関心を集めている中、市内でも10月9日(山際の国道)、12日(関口の国道)、14日(妻田西の一般市道)に3件の死亡事故(各1人死亡)が発生したことから緊急実施された。
 参加者は啓発チラシと物品(油膜取りシート)を配布。市交通安全母の会の石川茂子会長は「高齢者の道路横断は、自分では渡れると思っても渡り切れないことが多いと聞く。高齢者だけでなく、子どもや若者の歩行者、運転者にも当てはまることだと思う。ルールを守って焦らずに通行してほしい」と話していた。
 
その後、交通指導員と警察官約10人が、交通量の多い国道246号の厚木郵便局前交差点と水引交差点で監視活動も行った。
 市内では10月18日現在、1679件の交通事故が発生、8人が死亡している。前年同期との比較では事故件数が238件減少しているものの、今月に入って連続発生した死亡事故により死亡者数は1人増となった。愛川町、清川村を含む厚木警察署管内の交通事故による死亡者数は、県内最多の10人に上っている。

.

スポーツを通じてふれあいの輪を! 厚木市少年少女球技大会

 「厚木市少年少女球技大会」が10月15日、市営及川球技場や東京工芸大学グラウンドで開かれた=写真。
 大会は、子ども会育成事業の一環として、33年前から毎年開催しているもので、スポーツを通じて、親子のふれあいや心身の鍛錬、小学生同士の親善を深めるのが目的で、子ども会への加入を促すことも狙いの一つ。厚木市子ども会育成連絡協議会が実施団体となり、毎年ソフトボール競技とドッジボール競技の二種目が行われている。
 秋晴れの好天に恵まれた同日、市内の23小学校区の子ども会代表39チーム(ソフトボール17チーム、ドッジボール22チーム)合わせて約860人が参加した。
 
 各会場では、ソフトボール、ドッジボール共に熱戦が繰り広げられ、元気いっぱいのプレーに、応援に訪れた家族や選手の友人から大きな声援が飛び交っていた。子どものドッジボール競技をスタンドから応援していた吉田ひとみさん(40・三田在住)は「子どもたちが仲間同士ひとつになって、生き生きと精一杯プレーする姿に感動しました。これからもスポーツを通じて友だちづくりや体力づくりを続けていってくれれば」と笑顔で話していた。

.

中津川で水生生物を観察  親子21人が水辺の生き物にふれる

 厚木市内を流れる河川で水生生物の採取や観察を行う「ふるさとふれあい水辺事業」が、10月14日、中三田スポーツ広場付近の中津川で行われ、市内の3歳から中学1年生までの児童・生徒と保護者21人が参加した=写真。
 同事業は水辺の中で生活する生き物たちとのふれあいの場を提供し、環境保全に対する意識を高めてもらおうと市が平成13年度から開いているもので、今年で6回目。県内で環境学習の指導を行っている「かながわエコリーダー会」が指導に当たった。
 参加した子どもたちは、はじめに川の水温やペーハー値、COD(科学的酸素要求量)、透視度を測定、その後、採取用の受け網を手に川に入ると、川底の石の裏にいるカゲロウなどの底性動物や、水草の陰にいるハヤなどの魚を見つけ、歓声を上げながら網ですくい上げていた。
 この日、子どもたちが見つけた水生生物は、アブラハヤ、オイカワなどの魚やカゲロウ、カワゲラ、ヘビトンボ、スジエビなどの底性動物で計20種を越えた。中にはきれいな川にしかいないとされるヒラタドロムシも確認された。
 小鮎中学校1年の榎本鷹介さんは「今まで、あまり川で遊んだことがなかったが、思った以上に川がきれいで驚いた。水辺の生き物にふれて、自然の大切さが分かった」、また、荻野小学校2年の高橋美穂さんは、「川の中にいる虫を3匹捕まえた。いろいろな生き物が見れて楽しかった」と話していた。

.

あなたも発明家 青少年創意工夫展

  厚木市、愛川町、清川村の小・中学生が夏休みなどを利用して制作した創意工夫作品を展示する「厚木愛甲地区青少年創意くふう展」が10月14、15の両日、同市中町のヤングコミュニティセンターで開かれた。会場には、厚木市長賞に輝いた南毛利小4年・中塚絢哉さんの作品「手作りプラネタリウム」など、ユニークな発想あふれる作品約200点が並んだ=写真。
 青少年の科学への探究心を高め、次代の産業と文化の担い手を育てようと、毎年行われているもので、ことしで39回目。
 10月13日、20人の委員による審査が行われ、30点の作品が入賞した。作品の中には、冷蔵庫に取り付け、冷気を逃がさず、電気代を節約するビニール製のカーテン「省エネカーテン」など、環境保護に着目したものもあり、孫や子どもの作品を見に会場を訪れた来場者の方は興味深そうに作品に見入っていた。
 
 そのほかの入賞者は次の通り。愛川町長賞=愛川中2年・新井紗耶香さん「しわのびハンガー」、清川村長賞=緑中3年・山田太一さん「さわってごらん!!オセロゲーム」。

.

振り込め詐欺防止で行員に感謝状

 振り込め詐欺の被害を未然に防いだとして、厚木警察署は10月12日、銀行の窓口で対応した行員に感謝状を贈呈した。感謝状を受けたのは、三井住友銀行厚木支店に勤務する松崎毅(40)さん=写真。 
 松崎さんは9月29日、あわてた様子で店内に駆け込み、窓口で300万円の振り込み手続きをしようとしている夫妻に応対。印鑑も持たずに大金の振り込み手続きをする様子がおかしいことに気付き、振り込み詐欺の疑いを伝え、隣接する交番にいっしょに出向いた。そこで子どもと連絡が取れ、事実確認をした結果、子どものトラブルを装った詐欺ということに気付き被害を未然に防いだ。
 贈呈に当たり、三島吉夫厚木警察署長は「最後まで根気強く説得していただいたことで、市民の大切な財産が守られました。被害を未然に防いでいただいたことに厚くお礼申し上げます」と感謝の言葉を述べた。松崎さんは「お客様の大切な財産を守ることができてなによりです」と話していた。
 昨年発生した厚木警察署管内の振り込め詐欺の被害総額は3256万円。

.

厚木の秋を歩いて満喫! 06あつぎウォーク

 自然豊かな厚木市内の風景を歩きながら楽しむ「2006あつぎウォーク」が10月22日、厚木中央公園を発着点として行われた。家族連れなど約1000人が参加し、スポーツの秋にゆったりと心地のいい汗を流した=写真。
 あつぎウォークは、平成10年の「かながわ・ゆめ国体」の開催を記念して始まった「53国体開催記念ウォーキング大会」を名称変更したもので、ことしで8回目。
 コースは玉川堤防沿いを七沢方面に上り、県立七沢森林公園を経由して愛名や温水を回る18・5キロの健脚コースと、ぼうさいの丘公園などを回って恩曽川沿いを下る8・4キロのファミリーコース。4歳から85歳までの市民が参加し、七沢の色づき始めた森林や玉川・恩曽川の水辺、温水の収穫の終わった田園などを歩き、厚木の秋を満喫した。
 
 家族4人でファミリーコースに参加した村治あゆみさん(33)は「暑過ぎず寒過ぎず絶好のウオーキング日和。秋の風景も楽しめ、子どもたちも喜んでいる」と話していた。

.

小澤俊夫さんを講師に昔ばなし講演会

 10月26日、あつぎパートナーセンターで市民企画講座「男女共同参画社会のための子育て講座2・子どもの成長と昔ばなし」が開かれ、昔ばなし研究者の小澤敏夫さんが講演を行った=写真。参加者は小中学校で子どもたちに絵本の読み聞かせ、おはなしの語りをしているボランティアや小さい子どもを持つ母親120名。
 小澤さんは昔ばなしの語るメッセージ、生の声で語っていくことの大切さ、子どもの成長の道筋への眼差しなど分かりやすく話され、参加者は「昔ばなしの奥深さにふれた思いがした」「「活動に生かしたい」「子育ての毎日でもやもやしていたが、救われた思いがした」「もっと学んでいきたい」などの声がアンケートに寄せられた。
 厚木市では2007年4月から、小澤さんが講師をつとめる「さがみ昔ばなし大学」を開講する。

.

自衛消防隊消火競技会行われる

 厚木市内の工場、大型店、ホテル、病院などの職場で組織する自衛消防隊が、消火器や屋内消火栓の操法を競う「第27回厚木市自衛消防隊消火競技会」が10月13日、同市三田の消防訓練場で開かれた=写真。
 競技会は各事業所に設置されている屋内消火栓設備や消火器の基本的な操作を習得し、初期消火体制の確立を図ろうと、市が毎年開催しているもので、消火器操法の部に8チーム、屋内消火栓操法の部に女子5チーム、男子15チームが参加した。
 消火器操法は、1チーム2人編成で、火災発生通報により消火器で火元を想定した火点に放水。屋内消火栓操法は、1チーム3人編成で、はじめに消火器で3メートル先の火点に放水し、その後、延焼拡大を確認して屋内消火栓からホースを伸ばして再び火点に放水する。両種目とも、所要時間や操法技術で得点を競うもので、各チームは機敏な動作や大声で号令を発していた。
 
 参加したメンバーは「大きな声で伝えることを心掛けていました」「この経験を生かし、万が一災害が起きたら先頭に立って職場を守りたい」などと、感想を話していた。

.

ペットにマイクロチップ 10月から厚木市が実施・街頭キャンペーン

 厚木市が10月から開始したペットのマイクロチップ装着費用を助成する事業を広く市民に知ってもらおうと、10月11日夕方、本厚木駅北口広場で普及キャンペーンが行われた=写真。
 同市と市内で環境保全活動に取り組んでいる環境保全指導員やボランティア約20人が参加、「マイクロチップをつけましょう」と書かれたピンク色ののぼりを立て、道行く会社員や主婦にパンフレットや啓発物を配布したほか、ペットの糞の放置禁止や放し飼いの禁止などのマナー向上についても呼びかけた。
 市では「動物の愛護および管理に関する法律」の改正により、ペットの飼い主責任が明確になったことを受け、ペットの所有者を明らかにするための方法として動物マイクロチップの装着を奨励している。10月から通常5000円程度の装着費用のうち3000円を助成する事業を開始した。
 チップには個体識別のため、15桁の番号が記録され、動物が迷子になったときや災害時に飼い主がすぐに判明するため、救護活動が円滑に行われるなどのメリットがある。

.

.