第643号(2004.08.15)

議長に齋藤氏・副は沼田氏

助役に都高総務部長を起用

自然から環境考えよう あつぎ子ども会議開催 ごみ問題から地球温暖化まで討議
 8月2日、午後1時から厚木市中町のヤングコミュニティーセンターで、「あつぎ子ども会議」が開催された。
 会議は「自然から環境を考えよう」をテーマに行われ、市内の小学5・6年生46人と中学生26人が出席した。厚木市教育委員会が主催して平成10年度から実施しているもので、今回で7回目。
 子ども会議は、あつぎハートプランの「私もつくる 心輝く躍動のまち あつぎ」のまちづくりを推進する一環として、21世紀を担う子どもたちが、自ら考え意見を述べるとともに、自分以外の者の考えも受け止めることができる人間に成長し、まちづくりに参画する市民になることを目的に実施している。
 会議は6つの分科会に分かれ、コーディネーターの進行のもとに進められ後、全体会が開かれ、各分科会の代表の子どもたちが、討議内容や提案内容などを発表した。
 分科会では、身近なごみ問題から、地球温暖化、酸性雨、オゾン層の破壊などの地球環境問題まで、活発な討議が行われた。全体会では小学校の児童からは、「水はかけがえのない自然の恵み、すべての生命の源。大切に使わなくてはいけない」、「地球の温暖化が進んでいる。自分たちにできることを考えていきたい」、「地球温暖化防止のために、エアコンの温度設定など、できることから取り組みたい」など、真剣に環境を考え、まず一人一人にできることを考えたいという意見が多く出された。
 また、中学校の部の生徒からは、「生物種の絶滅・減少は人為的なもの。だから人為的な働きで回復していかなくてはいけない」、「大切な水をみんな意識せずに使っている。一人一人がしっかりと考えていくべきだ」、「大気汚染や地球温暖化などは、私たちの子孫にも大きく影響していくもの。改善のためにできることから取り組みたい」など、活発な意見が出された。
 会議の内容は、冊子にまとめられ、行政機関や関係団体に配布される。

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   金田地区で防犯活動推進決起大会
8月8日、厚木市金田地区で依知南地区安心安全なまち会議(大野國男議長)が主体となり、防犯活動推進決起大会が開かれた。
 同市では6月24日、市内23を防犯モデル地区に指定、地区ごとに様々な防犯活動が行われている。金田地区では「犯罪を起こさない、許さない、見逃さない」の防犯三ない運動を推進するため、このの日の大会を皮切りに地域住民が身近な防犯対策に取り組み、犯罪の未然防止や犯罪の発生しにくい環境づくりに取り組んでいる。
 当日は自治会など地域住民約150人が参加し、地区内のパトロールを行った後、会場となった金田自治会館で神奈川県の「くらし安全指導員」を講師に招いて、防犯に対する心構えなどについての講話を聞いた後、参加者全員で安心安全なまちづくりの決意表明を行った。
 当日は自治会など地域住民約150人が参加し、地区内のパトロールを行った後、会場となった金田自治会館で神奈川県の「くらし安全指導員」を講師に招いて、防犯に対する心構えなどについての講話を聞いた後、参加者全員で安心安全なまちづくりの決意表明を行った。参加者の1人は、「お互い隣近所と協力して自分たちのまちは自分たちで守り、安心して安全に暮らせるまちにしていきたい」と話していた。

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ハーモニカで第九を楽しむコンサート
  7月31日、あつぎサマー・フェスティバルの「ハーモニカで第九を楽しむコンサート」が、ぼうさいの丘公園で、午後6時から約1時間にわたって開催された=写真。
 コンサートは、一昨年厚木市で開かれた「第4回アジア太平洋ハーモニカ大会」を記念し、市民の交流を深めようと開催された「あつぎサマーフェスティバル」の催しの一つ。
 夕暮れ時、500人余りの観客がハーモニカの音色を楽しんだ。コンサートの主役は何といっても70人を超える「あつぎグランドハーモニカアンサンブル」の皆さん。甲賀一宏さんの指揮の下、上雅子さんのピアノ伴奏に乗って、ベートーベン作曲交響曲第9番第4楽章から、ハーモニカのための「歓喜の歌」を演奏した。客席からも、ハーモニカを持参した大勢の観客が演奏に参加した。

  

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相模人形芝居の特別公演
 7月28日午後6時から、厚木市文化会館小ホールで、第2回厚木市郷土芸能まつり「相模人形芝居特別公演」が開かれた。
 公演は7月24日にリニューアルオープンした厚木市文化会館の記念事業の一環として行われたもので、市民約200人が伝統ある郷土芸能を楽しんだ。
 この日は、厚木の三座「相模人形芝居林座」「相模人形芝居長谷座」「あつぎひがし座」のほか、語りとして、竹本土佐子さん(三味線)や磯田貞子さん(太夫)も出演した。
 演目は、長谷座の「三番叟」、ひがし座の「傾城恋飛脚 新口村の段」、林座、長谷座合同による「壺坂観音霊験記 沢市内より山の段」を演じた。
 この日、来場した40代の女性は「すばらしい舞台でした。ホールも明るくなり、また、太夫の語りや三味線の音もよく響き、聞きやすくてよかった」と話していた。

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本厚木駅周辺で立て看板の撤去活動  商工会議所と5商店会
 8月5日、本厚木駅周辺で、厚木商工会議所の主催で同駅周辺の商店会や厚木市と一緒に、道路などに置かれた違反屋外広告物の撤去やごみ拾いを実施した=写真。
 これは、厚木商工会議所が、「厚木TMO青少年の健全育成に資するまちづくり推進事業」の一環として、本厚木駅周辺の5つの商店会(厚木中央通り名店街・厚木商和会・旭町商工クラブ・厚木なかちょう大通り商店街・厚木一番街商店街)や厚木市と協力して実施したもの。自分たちの街は自分たちの手できれいにすることで、商店街のイメージアップを図るとともに、8月6日から開催される「第58回あつぎ鮎まつり」に訪れる方たちをきれいな街で迎えようと実施したもの。
 当日は、午前10時30分に約40人の参加者が本厚木駅前に集合。同駅周辺を3班に分かれて違反立て看板や張り札などの撤去やごみ拾いが行われ、1時間30分ほどで、張り紙50枚、立て看板2枚、張り札14枚、ごみ100キログラムが集められた。
 参加者は「6日からの鮎まつりには市外からも多くの人が訪れます。本厚木駅に降りたとき、きれいで心地よいまちの雰囲気を感じてもらいたい」と話していた。
 TMO(Town Management Organization)とは、「まちづくりを企画・調整・実施する機関」で、厚木商工会議所が平成15年に厚木市から認定を受け、「厚木TMO構想」を展開している。

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相模川で灯ろう流し 
 厚木市元町の相模川、中津川、小鮎川の三川合流地点で8月6日、明るい社会づくり運動厚木市協議会(柏木功会長)の主催で、川に生息する鮎に感謝するとともに先人や祖先の霊を供養しようと「第10回相模川灯ろう流しの夕べ」が行われた。
 午後7時、会場には、家族連れや浴衣姿の若者たちなど約400人が集まった。参加者は水面から15センチほどに設置された仮設の桟橋から、故人の名前や戒名などが書かれた灯ろうを次々と流し、冥福を祈っていた=写真。
 3人の子どもたちと一緒に参加した主婦の石田育代さん(31)は、「おじいちゃんが亡くなり、新盆の供養で参加しました。なかなかこういう機会がなくとてもいい体験ができました。子どもたちも先祖を大切にする心を育ててくれれば」と揺れる灯ろうを見ながら話していた。

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DANBEパレード 16団体が参加 ガキンチョが大賞

 8月7日に行われた「第58回あつぎ鮎まつり・DANBEパレード」には、市内外から16団体600人が参加、中央通りからあつぎなかちょう大通り、さつき通りを経て厚木中央公園までをパフォーマンスしながら練り歩いた=写真。
 各団体とも趣向をこらした演出で、沿道の見物客を楽しませていた。優秀賞にはガキンチョ(
65人)、ミニマムズ(16人)、YMD・祭り(50人)、パワフル(34人)、ファニー(55人)の5チームが選ばれ、大賞にはガキンチョが輝いた。

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   9月の遠足ボランティア求む 厚木・共に生きよう会
  厚木市内で障害児とその家族を支援するボランティアグループ「厚木・共に生きよう会」(遠藤陽子代表)が、9月11日、年に1度の遠足ツアーを企画しているが、支援の手が足りないため、当日お手伝いをしてくれるボランティアを求めている。
 同会は平成11年7月、障害を持った子どもが通学する際の、保護者負担を少しでも和らげることができればと有志9名で発足、市にボランティア登録した。
 活動内容は、家族の代理として学校へ付き添うことや、自宅から学校までの送迎、散歩や絵本の読み聞かせ、自宅での見守り、放課後支援、外出時の付き添いなどのほか、学校行事の手伝い、会が主催するイベントへの協力など。 
 現在19歳の学生から67歳の定年退職者まで22名がボランティア登録している。障害児を持つ保護者3名も会員だ。 転勤や仕事に復帰して実際には活躍できないメンバーもいるが、合言葉は「自分ができる範囲で」「無理をしない」こと。
 代表でコーディネーターをつとめる遠藤さんが、窓口となって依頼者から支援内容を聞き、会員と連絡を取り合いながら日時などの都合を聞く。会費は月100円だが、バスや電車などボランティアの交通費は依頼者が負担する。
 9月11日には、障害児とその家族に呼びかけ、「八景島パラダイス」に遠足に出かける。この日は県社協のともしび号に来てもらうが、参加人数が25人と大所帯になるため、会員だけではボランティアの手が足りない。
 会長の遠藤さんは「私たちと仲間になって、障害児のお手伝いをしてくださる方を募集しています」と呼びかけている。連絡は遠藤さんへTEL:225・5067番。

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一日奉仕活動で公園清掃  シルバー人材センター
 7月31日、厚木市シルバー人材センター(藤井信義理事長)の会員が、市役所前にある厚木中央公園の清掃作業を行った。
 この清掃作業は、同センターの会員が、健康で働ける喜びに感謝するとともに、地域社会から受けた恩恵に報いるため、平成6年から「一日奉仕の日」として続けているもので、鮎まつり会場となる厚木中央公園の除草や清掃作業などをボランティア活動として行っている=写真。
 当日は会員269人が参加、台風の余波で時折強い雨が降る中、約1時間半にわたって作業に従事した。毎年参加している会員は、雨に濡れた顔をタオルでぬぐいながら「今年も清掃作業ができてうれしい」と笑顔で話していた。
 同センターは、高齢者が仕事を通じて生きがいを充実させ、地域社会貢献を目的に平成元年に発足した。健康で働く意欲のある60歳以上の高齢者であれば誰でも入会できる。現在1182人が会員登録、一般家庭や民間事業所、官公庁から仕事を受けるほか、ふすま、障子の張り替え、除草、植木の手入れ、高齢者宅の家事援助の仕事を行っている。問い合わせは1224・9585番。

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