第630号(2004.02.01)

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防犯SOS情報車運行 タクシーなど13団体と協定締結―厚木市・厚木署
 厚木市と厚木警察署は、身近で発生している空き巣や車上狙い、ひったくりなどの犯罪を未然に防止しようと、1月29日、タクシーや運送会社、郵便局など市内13の事業所と「防犯SOS情報車運用に関する協定」を結び、日常業務を兼務しながら市内巡回による犯罪の防止と緊急時における被害者への応急対策に乗り出す。
 市・警察署と協定を締結したのは、タクシー厚木地区会や運送・電力・ガス会社、郵便局、農協、商店会連合会、商工会議所のほか、市職員組合、市立病院職員労働組合の13団体で、各団体が所有する乗用車やトラック、オートバイなど900台(うち公用車300台)に、直径10センチと20センチのマグネット式ステッカー=
写真=を貼り、「SOS情報車」としての指定を受ける。
 情報車は日常の業務を通じて入手した事件や事故などの防犯情報を市や警察署に提供するほか、犯人の人相や使用車両などの情報提供なども行う。また、犯罪が発生して助けを求められた場合、被害者を保護するなどの応急対策を行うと同時に、警察へ通報を行うことになっている。
 1月29日、厚木市役所本庁舎3階特別会議室で、13団体の代表が出席して協定締結式が行われた。市は締結後も各事業所などに協定の趣旨や内容を説明するほか、運用に関する情報交換を行うため「防犯SOS情報車連絡会」を組織して、防犯ネットワークを強化する考えだ。
 同市内の平成15年の刑法犯認知件数は6,340件で、ピーク時の平成13年と比べて823件、同14年より732件減少している。これは市民にとって身近な犯罪である窃盗犯が760件減少したためで、地域の防犯パトロールや民間防犯監視所の設置活動が功を奏してきたことのあらわれ。
 しかし、空き巣ねらいや車上狙い、ひったくりなどの犯罪は依然として高く、犯罪を未然に防止する対策が求められてきた。
 市では「SOS情報車の運行により環視の目がいままで以上に増えるため、市民の防犯意識が高まるもの」と期待している。 

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3月13.14日全米選手権に出場  厚木高校ダンスドリル部

全米大会出場の快挙を得た厚木高校ダンスドリル部
 県立厚木高校(八木猛校長・生徒数993名)ダンスドリル部の2年生チーム「IMPISH」が、3月13、14の両日、米国のフロリダ州オーランドで開かれる「NDA全米チアダンス選手権」に、日本の高校生として初めて出場する。
 同チームは、昨年11月24日、駒沢オリンピック公園内の体育館で行われた「JAL・CUP2003第3回全日本チアダンス選手権大会」のポンポン部門(高校)で優勝、さらに5部門の優勝チームの中から最優秀チーム贈られる総合グランプリを獲得した。全米選手権出場は、全日本チアダンス協会にその実績が認められたもので、日本の高校生としては初めての快挙。
 同大会は米国でも最も伝統と権威のある大会で、アメリカ全土から集まった選りすぐりのチアリーダーたちがジャズやヒップホップなどの曲に合わせて、ラインダンスやジャンプなどを組み合わせたエキサイティングな踊りを競い合う。
 チームのメンバーは23人で、週2回学校の体育館で練習するほか、市の東町スポーツセンターなどでも練習を行っている。部が発足したのは14年ほど前で、硬式野球部の応援を行う同好会からスタート、その後正式にクラブ活動として発足、近年は国内大会で優勝などの成績をおさめている・
 全米大会出場が決まった部員たちは、この栄誉に大喜びで、「日本代表としてベストを尽くしてきたい」
と、毎日練習に励んでいる。
 市では2月1日の市制記念日に、同チームを「スポーツ表彰」する。

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 「文学碑」を刊行 厚木市文化財協会
 厚木市文化財協会(葉山俊章会長)では、このほど「厚木の歴史探訪シリーズ」の2作目として『文学碑』を刊行した。
 厚木市内にある俳句、和歌、川柳、狂歌、詩文などが刻まれる碑の中から50基を選定、解説文と写真、案内図などを収録して、ガイドブック的にまとめた。
 同市内に建立された文学関係碑は62基を数え、これに辞世の俳句や狂歌が刻まれた墓碑を加えると、その総数は100基を大きく上回る。今回刊行された文学碑には、県下最古の芭蕉関係碑として知られる松枝町の芭蕉梅塚の碑をはじめ、今年の干支にちなんだ猿ヶ島の芭蕉句碑、宝安寺の四川観玉珂の墓碑、上荻野の蟹殿洞々生誕地の句碑、飯山の龍蔵神社にあるつぶね法師の句碑、荻野の俳人小林芹江の句が刻まれている西山の発句石、小野児童館前にある柳亭布丈の句碑などが収められている。
 歌碑では寛政7年4月に建立された戸田の若宮八幡神社境内の朝日講中歌碑、同御霊神社境内の富士仙元大菩薩歌碑など信仰と結びついた歌碑のほか、恩名仲町信号付近にある鈴木一泉の歌碑、旭町熊野神社境内の熊林暁鴉歌碑、荻野神社境内の大矢寛子の歌碑などが紹介されている。
 このほか、現代では七沢温泉玉川館に建立された中村雨紅の「夕焼け小焼けの歌碑」や厚木中学校前にある農民作家・和田傳文学碑なども紹介されている。
 B6判54ページで800部を製作。一部500円。有隣堂厚木店、内田屋書房本店で取り扱っている。
 同協会では設立30周年を機に、「厚木の歴史探訪」全10冊シリーズに取り組み、昨年3月『道祖神』を刊行した。今後、年1冊の予定で、古墳、神社、庚申塔、地蔵、古道と道標、祭り、祠などを順次発行していくという。

  

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七転び八起き願って恒例のだるま市 浅間山七沢神社
 1月26日、厚木市七沢の浅間山七沢神社で、恒例のだるま市が開かれ、大勢の人で賑わった=写真。
 だるま市は「六夜祭」で親しまれている神社の祭礼に合わせて毎年1月26日に開かれているもので、山頂に神社を祭る鐘ヶ嶽のふもとでは、小さな路地に数件の屋台が並び、地元のほか市内外からだるまを求める客が訪れる。
 この市で売り買いされるだるまは、「七転び八起き」を表す丸みが特徴の相州だるま。裸電球の下で、大小数百のだるまが所狭しと店先に並べられた。客たちは家内安全や商売繁盛を願い、中には「受験を目前に控えた子どものために」とだるまを買い求める姿も見られ、威勢の良い手締めの音とかけ声が響き渡っていた。
 神社氏子総代の能條誠一さんは「六夜祭とだるま市は、七沢でも古くから続いている伝統行事。毎年多くの皆さんに来ていただいており、いつまでも守り続けていきたい」と話していた。

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入所の佐々木テルさんが満100歳
 厚木市山際の特別養護老人ホーム「甘露苑」(甘利広子理事長)に入所する佐々木テルさんが、1月1日満100歳を迎え、16日、山口市長がお祝いに訪れた=写真。
 佐々木さんは1904年1月1日、6人きょうだいの二女として北海道に生まれ、1924年に結婚、9人の子どもに恵まれた。
 同ホームには99年に入所した。市内では第14位の長寿者(女性では12位)で、健康状態は良好。甘いものを好んで食べ、晩酌にアロエの焼酎づけや梅酒をたしなむという。
 山口市長は、「心を清らかにさわやかに保つことが長寿の秘訣だと思います。健康に留意していつまでも長生きしてください」と言葉をかけ、花束と記念品を贈呈した。

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子どもたちがシイタケ菌の植えつけを体験 森の里小の児童

シイタケ菌を植える森の里小の子どもたち
 1月20日、厚木市立森の里小学校(小島昭二校長・児童数522人)で、児童たちが、広葉樹や落葉樹の原木を利用してシイタケ菌の植え付けを体験した。
 同小校内には自然林があって、今でも里山としての景観を残している。シイタケ菌の植え付けは、自然林に手をかけ、新たな発芽を促すために伐採を行い、その原木を利用して、しいたけ栽培を行うという自然体験活動だ。全校生徒が参加した。
 利用するクヌギやケヤキ、カシの木などの原木は、事前に小島校長が伐採した。児童たちは校長から里山や植えつけ方法についての話を聞いた後、伐採された直径10センチほどの原木に、ドリルを使って穴を開け、シイタケ菌の種菌を金槌で次々とうちつけていた。
 シイタケは学校内の日陰で保管され、児童たちが時々水やりなどを行なって世話を続け、早ければ今秋にも収穫できるという。参加した児童たちは「種菌はただの木なのにシイタケが出来るなんて不思議」「6年生だからシイタケが出来る時には中学生になっている。収穫の時期に小学校に来るのが楽しみ」と話していた。 

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インターネットのテレビ会議通じて米国の学校と交流  森の里中学校  
 1月16日、厚木市立森の里中学校(大林英雄校長・生徒数382人)の2年生18人が、アメリカの学校とインターネットのテレビ会議システムを通して情報交換を行った=写真。
 同中学校が昨年度から参加している「日米教育委員会フルブライトメモリアル基金」の事業の一環として行っているもので、生徒や教職員の交流をはじめ、共同研究にも積極的に取り組んでいる。
 交流相手はアメリカ合衆国ノースダコタ州にあるサウス・ミドル・スクール。日本とアメリカの生活習慣や周辺の自然や環境などについて、すでに数回にわたり情報交換を行っている。
 今回は理科の選択授業で、学校の近くで採集した昆虫について、1人ひとりが昆虫の写真を見せながら英語で説明を行った。その後、アメリカの生徒たちは吹奏楽を演奏し、45分間の交流は和気藹々とした雰囲気で終了した。
 アメリカとの時差が15時間もあるため、早朝7時からの授業となったが、初めはやや緊張していた生徒たちも、次第になれると顔がほころび楽しみながら交流を行っていた。大林校長は「来年度も継続してこの事業に取り組んでいきたい」と生徒たちの姿を見守りながら話していた。

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2年生が伝統行事のまゆ玉作り体験 厚木小の子どもたち

 1月23日、厚木市立厚木小学校(久保田征子校長)の2年生117名が、市立北公民館で「まゆ玉づくり」に挑戦した。
 地域に伝わる伝統行事まゆ玉飾りを、子どもたちに体験してもらおうと、昨年から始めたもので、今年も厚木北地区婦人会(青木美智代会長)の協力を得て行った。
 この日午前中、公民館に集まった子どもたちは、集会室で文化振興会の中丸武夫さんから、マユ玉飾りの話を聞き、本物のマユや桑の木、マユの写真などを見ながら、「マユはどうやって出来るの」「マユ玉飾りは何のお祭り」などの質問を浴びせていた。
 講義が終わると、調理室に移動し婦人会の指導でだんご作り。子どもたちは、ボールに入った粉をこねたり丸めたりして、赤や青、白のだんごを約800個ほど作った。この後20分ほどふかして試食すると、出来映えの良さにニッコリ、Vサインが出るほどだった。子どもたちは出来上がっただんごを教室に持ち帰り、山みずきの木を椅子にくくりつけて、だんごを枝に刺したり、短冊に願いごとを書いて飾り、今年の無病息災を祈った。

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第9回「あつぎ大潮展」 2月10日〜16日 厚木市民ギャラリーで

昨年のあつぎ大潮展
 あつぎ大潮会(梅澤善和会長・27人)の「あつぎ大潮展」が、2月10日から16日まで、同市中町の厚木市民ギャラリーで開かれる=写真は昨年。
 平成7年10月、写実の殿堂として知られる「大潮会」の会員と一般出品者を中心に発足した同会は、中央画壇と直結した会として知られ、毎年12月、上野の都立美術館で開かれる大潮展に出品した作品を地元で展示する「あつぎ大潮展」を開いている。今年で9回目を数える。
 同展には毎回2,000人を超えるギャラリーが押し寄せ、名実ともに厚木の美術界をリードする団体だ。
 今回も会員27人が、風景や静物、人物など100号クラスの大作を1人2点づつ出品する。
 主な出品者と作品は次の通り。「富士」大場三郎、「秋桜」松本弘子、「信州の秋」中戸川陽子、「M嬢」内山典子、「田園の紫陽花」藤村陽子、「横浜元町界隈」森川俊一郎、「あじさい」田中千代、「里山の春」鈴木忠義、「風わたる」大根田雄康、「花と子どもたち」杉山勇、「薬研」梅澤善和、「朝の医王子」安立修、「妙高山・残雪」吉村史郎ほか。

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厚木に縁の小林多喜二 2月21日に伊勢原で音楽・講談・講演会 

女性講談師・宝井琴桜さん
 厚木市にゆかりのあるプロレタリア文学者・小林多喜二を偲んで、2月21日、伊勢原市民文化会館で、「2004多喜二祭」が開かれる。
 「多喜二ゆかりの七沢を知らせ歴史と文学を広める会」が主催するもので、日本初の女性講談師・宝井琴桜さんが96年10月、小林多喜二文学碑除幕式のためにつくった「小林多喜二の母」を語るほか、ソプラノ歌手の松本良江さんが、多喜二が愛唱していたブラームスの「日曜日」を独唱する。また、多喜二研究家の相原進さんが、作品「オルグ」の朗読と解説、劇作家で演出家の津上忠さんが、「小林多喜二の青春について」と題して講演する。
 多喜二と厚木市の関係は、平成12年3月、七沢温泉で旅館福元館を経営する古根村喜代子さんが、昭和6年3月から4月にかけての1カ月間、多喜二が同旅館に逗留し、宿泊した離れも当時のまま残されていると公表してから明らかになった。
 多喜二はここで小説『オルグ』を執筆、温泉の湯につかりながらブラームスの「日曜日」を口ずさんでいたといわれている。
 「広める会」は、こうした多喜二ゆかりの七沢と文学を広めようと結成されたもので、昨年から「多喜二祭」を企画、厚木や伊勢原を会場に映画や講演などの催しを行っている。
 今回の「多喜二祭」は歌唱、講談、朗読、講演と盛りだくさんの内容になった。入場料は1,000円、学生500円。開演は14時から。問い合わせは蠣崎(かきざき)さんへ。TEL:0463・96・1003番。

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個性あるまちづくり大賞 優秀賞に高橋弘毅さん・15年度大賞は笹生健一さん
 平成15年度後期の「厚木市個性あるまちづくり提案」の優秀賞に、同市金田高橋弘毅さんの提案「市民のための環境学習教室の実施について」と、15年度のまちづくり大賞に同市山際笹生健一さんの提案「文化・教育で楽しいまちづくり\まちかど音楽芸術祭」が選ばれた。
 個性あるまちづくり提案の後期(8月〜10月)募集には、13人の市民から16の提案が寄せられ、審査の結果、優秀賞1点、佳作2点、入選1点を選んだ。
 優秀賞に選ばれた高橋弘毅さんは、現在個々に行われている環境学習を、年代ごとにカリキュラムを設け、環境問題の総論講座や自然観察会などの実体験を通した環境学習教室として実施し、豊かな自然環境を特徴とする厚木市ならではの学習講座を提案した。 審査会では「市を挙げて全世代にわたる環境学習講座はあまり例がない」という。
 佳作には同市上荻野の亀井隆信さんの「少子化対応として幼保連携による待機児童解消を」と、及川の雪島東風さんの「中村雨紅顕彰童謡祭の開催について」、入選には愛名の鬼頭猛さんの「本厚木駅周辺の価値を高める基本施策の提言」が選ばれた。
 また、審査会では前・後期の優秀賞のうち、年間最優秀作品にふさわしい提案に、前期優秀賞の笹生健一さんの作品「文化・教育で楽しいまちづくり\まちかど音楽芸術祭」を大賞として選んだ。審査会では「元来自然発生的な駅前での音楽活動を、行政なり商店街なりが盛り上げていくのが面白い」という評価が下された。

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新設女子の部は秦野高Aが優勝  県央厚木駅伝94チームが参加
  県央厚木駅伝競走大会が1月25日、厚木市中荻野の荻野運動公園競技場をスタート・ゴールとするコースで開かれ、地区対抗、高校、大学、一般、小学生などの部にあわせて94チームが参加した。
 大会は毎年2月1日の市制施行を記念して、市と教育委員会が主催しているもので、今年で50回を数える。今回から新たに女子の部が加わり6部門となった。
 午前9時の開会式の後、10時30分、山口市長のスタート合図とともに、小学生の部以外の59チームが出場する第1区のランナーが一斉に競技場をスタート、健脚を競い合った。
 各部門の優勝チームとタイムは次の通り。
▽地区対抗の部(6区間21・0975km)=厚木南(1時間8分55秒)▽高校の部(6区間37・4475km)=光明学園相模原高校A(1時間58分49秒)▽大学の部(6区間37・4475km)=東海大学B(1時間50分59秒)▽一般の部(6区間37・4475km)=厚木市役所(2時間2分35秒)▽女子の部(6区間21・0975km)=秦野高校A(1時間15分12秒)▽小学生の部(4区間4・8km)=小鮎地区少年ジュニア(17分)。

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