第618号(2003.08.01)

.

8月2日はハーモニカの日 サマーフェスティバル&第9を楽しむコンサート

 第9コンサートに向け練習する参加者
 厚木市と市教育委員会、文化振興財団では、昨年夏、厚木市で開かれた「第4回アジア太平洋ハーモニカ大会」の感動を将来に伝えるため、8月2日を「ハーモニカの日」と位置づけ、ハーモニカのまちの新たな試みとして、ベートーベンの第9を、ハーモニカのアンサンブルでチャレンジする「ハーモニカで第9を楽しむコンサート」を8月2日17時からぼうさいの丘公園で、3日10時から厚木サンパークで開催する。
 厚木を代表する鮎まつりと同時期に開催することで、厚木らしさの創造を推進しようというもので、厚木チェリーズ、アザレアクァルテット、柳川優子、竹内直子ら厚木を代表するハーモニカの演奏家38人とあつぎハーモニカ協会加盟の56団体から選抜した約100人の大アンサンブル、そして全国から公募した250人が出演する。
 コンサートは、昨年度市民功労賞を受賞した日本ハーモニカ芸術協会理事長の岩崎重昭さんが総監督をつとめ、編曲・指揮は横浜交響楽団音楽監督・常任指揮者の甲賀一宏さん、全日本ハーモニカ連盟副理事長の大矢博文さんが演出を担当する。
 参加者は今年の5月から練習を開始、これまでに11回の合同練習と1回のリハーサルを行ってきた。
 この第9コンサートに合わせ、鮎まつり前夜祭の1日18時35分から、厚木中央公園でアザレアクァルテットコンサート、2日10時から厚木公園で街角コンサート、13時から文化会館大ホールで「アジア大会1周年記念コンサート」を開催する。また、3日12時より文化会館小ホールで「みんなでつくるステージ」が行われ、公民館サークルや一般公募による団体が出演、多彩なステージを繰り広げる。入場無料。問い合わせTEL:225・2445番。

.

8月1日〜3日 第57回あつぎ鮎まつり 大花火大会やDANBEパレード

 清流相模川を舞台に繰り広げられる県央最大の夏祭り「第57回あつぎ鮎まつり」が、8月1日から3日間、相模川の三川合流点と歩行者天国となる中央通りなど7会場で開かれる。前夜祭は厚木中央公園で開かれる「大模擬店」と「ものまねライブ」で幕開け、2日は歩行者天国でオープニングパレード、続いて行われる市民参加のパフォーマンス・コンテスト「あつぎDANBEパレード」には15団体が出場する。3日は歩行者天国でみこしショー、民謡踊り、夏休み工作教室など催物も盛りだくさん。好評の「1万人鮎つかみどり大会」には、今年も三 川合流点河川敷に鮎1万2千匹を放流して市民に楽しんでもらう。祭りのハイライトは2日午後7時から打ち上げられる大花火大会。スターマインや仕掛け花火など1万発が真夏の夜空を焦がす。実行委員会では期間中の人出を約71万人と見込んでいる。

 今年の鮎まつりのキャッチフレーズは「鮎跳ねる愛のまち」。実行委員会(市・商工会議所・観光協会、青年会議所など6団体)では、早くから市内外にポスター約3千枚を掲示してPRを行ってきた。
 祭りの舞台となるのは、あゆみ橋上流の三川合流点河川敷を会場にした「光りと水辺の広場」と中央通り、厚木なかちょう大通り、一番街通り、本厚木駅北口広場、厚木公園、厚木中央公園を会場にした「ふれあいの広場」の7カ所。特に中央通りと厚木なかちょう大通り、一番街通りは、2日と3日を歩行者天国にして盛りだくさんの行事が予定されている(写真は昨年の花火大会・厚木市提供)

 1日の前夜祭は、12時から市役所前の厚木中央公園にテント村が開設され、2日間にわたって夜9時まで飲食と物販を合わせた62ブースの「大模擬店」が並ぶ。また、13時からは中央公園特設ステージで「ものまねライブ」がスタート、18時35分からはアザレア・クァルテットが出演する「ハーモニカコンサート」、19時30分からRCTコンサート〜イエローキャブ新ユニット、上田正樹ライブで祭り気分を盛り上げる。
 2日は13時30分より歩行者天国で開会式。中央通り〜厚木なかちょう大通り〜駅前・さつき通り〜高校通りを行進する「オープニングパレード」には、県警音楽隊・カラーガード隊、市消防音楽隊など5団体が参加、目玉となる市民参加のパフォーマンス・コンテスト「あつぎDANBEパレード」には、15団体が参加してさまざまな仮装や踊りを見せる。
また、厚木中央公園では10時から21時まで大模擬店のほか、18時からAIR・PORTコンサート、18時30分から「みやらび太鼓ライブ」が行われる。
 祭りのハイライトとなる大花火大会は、2日19時から三川合流点で打ち上げ開始。今年も大ナイアガラなどの仕掛花火8台、スターマイン13台など合わせて1万発の花火が真夏の夜空を華麗に焦がす。
 毎年好評の「1万人鮎つかみどり大会」は、3日11時30分より三川合流点河川敷に鮎1万2千匹を放流して2時間にわたって行われる。また、祭り気分を盛り上げるみこしショーには、厚神会、輿睦会の御輿2基が繰り出し、13時30分から中央通り、厚木なかちょう大通りの歩行者天国を練り歩く。このほか14時15分から東京農業大学応援団演技、17時から民謡踊り、13時から17時まで中央通り歩行者天国で「夏休み工作教室」なども行われる。
〔8月1日前夜祭〕
厚木中央公園及び特設ステージ(イリュージョンワールド)▼大模擬店(12時〜21時)▼ものまねライブ・ミニミニ長渕・ぼっちゃま・轟進一・Dee(13時〜14時30分・17時10分〜18時30分)▼アザレアクァルテット・ハーモニカコンサート(18時35分〜18時55分)▼開会セレモニー(19時〜19時15分)▼RCTコンサート〜イエローキャブ新ユニット(19時30分〜20時)▼上田正樹ライブ(20時〜21時)
〔8月2日〕
▼大模擬店(10時〜21時・厚木中央公園)▼爆竜戦隊アバレンジャーショー(11時〜11時30分・16時〜16時30分・厚木中央公園)▼開会式・オープニングパレード(13時30分・中央通り〜厚木なかちょう大通り〜さつき通り〜高校通り〜厚木中央公園)▼あつぎDANBEパレード(13時55分よりパレードに続いて行進)▼AIR・PORTコンサート(18時〜18時25分・厚木中央公園)▼みやらび太鼓ライブ(18時30分〜19時15分・厚木中央公園)▼大花火大会(19時〜20時45分・三川合流点)
〔中央通り名店街〕ミニキャッスル・きのこハウス・エコロトレインかぶと虫、スマートビンゴ、ワゴン大特価セール。
〔厚木なかちょう大通り商店街〕リサイクルボックス・コンピュータゲーム・アカデミー音楽村・浴衣コンテスト・ムラサキススポーツ・スケート大会・起震車体験
〔厚木一番街商店街〕一番街テント村・厚木楽器演奏会・アルプホルン演奏・大道芸・空手演武・
〔8月3日〕
 ▼1万人の鮎つかみどり大会(11時30分〜13時30分・三川合流点)▼みこしショー(13時30分〜・中央通り〜厚木なかちょう大通り〜中央通り)▼民謡おどり(17時〜・厚木なかちょう大通り〜中央通り)▼東京農業大学応援団演技(14時15分中央通り・15時30分厚木なかちょう大通り)▼キッズランド夏休み工作教室(13時〜17時・中央通り)
〔中央通り名店街〕ミニキャッスル・きのこハウス・エコロトレイン・ワゴン大特価セール・仮面ライダーファイブ。
〔厚木なかちょう大通り商店街〕リサイクルボックス・ワゴンセール・コンピュータゲーム・湘南ベルマーレグッズ販売・太田あゆみショー・アカデミー音楽村・ビンゴ。
〔厚木一番街商店街〕一番街テント村・ストリートミュージック・大道芸。
〔あつぎ商和会・厚木公園〕フリーマーケット・ダンスコンテスト・パワフルタウンコンサート・ビンゴ大会・スイカ配布。

.

7月15日  7人と4団体を表彰 厚木市教育委員会表彰

 7月15日厚木市役所本庁舎4階大会議室で、平成15年度の厚木市教育委員会表彰式が行われ、個人の部7人と、4団体が出席した。
 表彰はスポーツや文化面における大会やコンクールで、優秀な成績をおさめた市民を対象に行うもので、今回は中学や高校のスポーツ大会で活躍し、優勝や入賞を果たした生徒が選ばれた。
 個人の部では、全日本女子アマチュアボクシング大会の実践競技バンタム級で準優勝した伊藤菜津子さん、第14回都道府県対抗全日本中学生ソフトテニス大会男子個人の部でそれぞれ2位に入賞した小鮎中3年の石川裕基さんと岩崎拓斗さんら7人が表彰された。
  団体の部では、平成15年度の神奈川県高等学校バレーボール大会女子の部で優勝した県立厚木北高校バレーボール部、関東高等学校ソフトボール大会女子の部で優勝した県立厚木商業高校の女子ソフトボール部など4団体が表彰された=写真。

.

7月23日  鐘ヶ江前島原市長迎え防災講習会

 7月23日、厚木市役所本庁舎大会議室で、前島原市長の鐘ヶ江管一さんを講師に迎え、地区防災指導員と職員を対象にした「防災意識啓発講習会」が開かれた。
 東海地震や富士山噴火などが予想される中で、ふだんからの危機管理意識や災害時における対応能力を高めるために実施したもので、120人が参加した=写真。
 鐘ヶ江さんは、雲仙・普賢岳が噴火した当時の市長で、平成3年6月3日の火砕流発生により43人の犠牲者が出たが、全国で初めて居住地域を警戒区域に設定し、その後は一人の犠牲者も出さず
に危機を乗り切り、住民を災害から守るため、763日間にわたってひげも剃らず「ひげの市長」として全国民に知られた。
 
 鐘ヶ江さんは「自治体における危機管理のあり方」と題して、その時の体験談を1時間半にわたって臨陽感たっぷりに語り、危機管理意識の大切さを訴えた。

.

7月16日  3市町村合同で不当要求防止講習会

 7月16日、厚木市総合福祉センターで、厚木市と愛川町、清川村の職員を対象に、行政に対する不当要求防止講習会が行われた。
 近年、暴力団などにより行政機関の有する職務権限を不当に行使させるため、行政機関や職員をターゲットにした「行政対象暴力」が増加傾向にあるため、被害を未然に防ぐことを目的に合同で行ったもの=写真。
 講習会に出席したのは、3市町村の管理職職員200人。講師に神奈川県警本部暴力団対策課警視の源川良治さんを迎え、不当要求を受けた場合の対応や対処法などについて約2時間半学んだ。
 なお厚木市では、適正な事務事業の執行や校正・公平な市民サービスを確保するために、市に対する不当要求行為や暴力的行為に対応するための組織体制、防止措置および対処方法について必要な事項を定めたマニュアルを策定、7月1日より実施している。

 .    

 

 7月3日 大震災に備え患者の避難誘導や搬送救護訓練  厚木市立病院
 7月11日、厚木市立妻田小学校(神崎良一校長・児童数713人)で、同校児童と県立厚木北高校の生徒が福祉をテーマにした交流授業を行った。
 同小4年1組では、総合的な学習の時間に、福祉に関する勉強を行っているが、車椅子を学習教材にと考え、福祉の学習コースがある北高校に相談したのが縁で、交流授業が実現した。
 授業は北高校の横島佳子教諭の指導で行われ、高校生9人が、4人ずつ8つのグループに分かれた児童と一緒に席にすわり、さまざまな体験をする児童を指導した。
 体験は実際にお年寄りがどのように周囲が見にくく、音が聞きとりにくいか、また、身体を動かすのがどのくらい大変かを、ゴーグルやヘッドホン、手や足の補そう具などを装着することから始めた=写真。
 子どもたちは小さな豆をピンセットで摘んだり、折り紙を折ったり、廊下を歩いたりなど、普段とは勝手の違う体の動きを体験した。その後、校庭に出て、車椅子の扱い方などを学んだ後、車いすを動かして実体験を行った。子どもたちは「手が痛くなってしまったが、ふつうと違う動きになって面白かった」、「思うように体が動かなかった。おばあちゃんも大変だなと思った」と感想を述べていた。

 また、高校生も「将来先生になりたいと思っているので、楽しかった」「子どもたちから想像以上の答えが返ってきてビックリした」と話していた。

.

中心市街地の活性化を推進 厚木TMO構想策定
 厚木商工会議所(黄金井一太会頭)では、空洞化が見られる本厚木駅を中心とした中心市街地の再活性化を推進するため、このほど市が平成12年3月に策定した「中心市街地の活性化基本計画」をベースに、商店街の活性化事業をハード、ソフト両面について具体的な整備方針や内容、事業スケジュール、事業効果などをまとめた「厚木TMO構想(中小小売商業高度化事業)」を策定した=写真はPR版。
 TMOとは「まちづくりを企画・調整・実施する機関」で、7月18日、同商工会議所が厚木市の認定を受け、正式に発足した。認定を受けると、国・県・市から補助金やさまざまな支援が受けられるほか、民間の知恵を生かした公民一体の「まちづくり」が可能となる。
 構想では、厚木市の中心市街地空洞化の要因は、集客力の低下、大型店の衰退、環境の悪化と安全性の低下、厚木らしさの喪失(目玉のないまち、顔のないまち)などにあるとして、1新しい時代のニーズに応えるまち、2安全・安心に楽しく歩けるまち、3ワン・デイ型の魅力が充満したまち、4エコ・タウン環境優先のまち\\の4つを活性化の戦略として掲げ、昼も夜も楽しい活力ある「24時間型のまち」づくりを目指している。
 具体的事業として、厚木文化村施設整備、生活エンジョイ型複合拠点施設整備、全国物産舘整備、駐輪駐車馬整備など7つのハード事業に加え、共同イベントの開始、空店舗活用、消費者サービス向上、環境保全モラル向上、青少年健全育成、地域通貨導入など6つのソフト事業にも取り組む。
 今年度、実施計画の策定に着手、高度化融資資金の活用が必要な事業については16年度内の早い時期に計画診断を実施して事業実施機関を設立、国への認定申請手続きを経て、平成17年度から事業に着手する。

.

.