第615号(2003.06.15)

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5月24日  荻野小が青少年善行表彰
 5月24日、明治神宮参集殿で行われた、社団法人日本善行会主催の平式15年度春季善行表彰式で、厚木市上荻野の市立荻野小学校(門田美恵子校長・児童数314人)が、青少年善行表彰を受賞した。
 同校は平成4年、福祉指定校に指定されて以来、年間を通じて老人ホームや障害者福祉施設と交流してきた。中でも同市上荻野の紅梅学園・紅梅園とは、小学校の校庭を使用して開催する「紅梅体育大会」へ、教師や児童がボランティアとして参加するなど、地域ぐるみで交流を深めてきた。
 また、「総合学習」の一環として、児童が老人ホームや障害者福祉施設などを訪問し、ハンディを持つ人と接することによって、福祉に対する考え方やハンディを持つ人との対応方法を実体験している。
 5月27日は、同校が推進している「ふれあい教育全体計画」の一環である「遊ゆうタイムS活動計画」の今年度第1回として、全校児童と紅梅学園の園生が校庭に集まり、互いに手に手をとってフォークダンスを楽しんだ。
 門田美恵子校長は、「園生も楽しんでくれていると思いますが、児童に対してボランティアの心を教えてくれています。今後も福祉に対する心をいっそう持って、社会に貢献できる人に育って欲しい」と話していた。
 
写真は紅梅学園の園生とフォークダンスを踊る荻野小の子どもたち(荻野小校庭)

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6月1日  FIH・JAPANコンテストで厚木勢が大量入賞

FIH・JAPANハーモニカコンサート(全電通ホール)
 FIH・JAPAN(世界ハーモニカ連盟日本支部)の主催で、6月1日東京御茶ノ水の全電通ホールで開かれた「ハーモニカコンテスト」で、厚木勢が大量入賞を果たし、ハーモニカのまち厚木の実力を見せつけた。
 今回はブルースポップ&ロック、クロマチック・クラシック、クロマチック・ジャズ&ポップス、福音、アンサンブル小編成、アンサンブル大編成の6部門に131組がエントリーした。テープ審査を経ての決勝ライブとあって、会場には熱気がこもった。
 ブルースを除く全部門で約4時間にわたる演奏競演の結果、復音、アンサンブル小編成・大編成部門で厚木勢が大量入省し大健闘した。 
 
 この大会では厚木チェリーズが、全部門を通しての最高賞「グランプリ」を受賞した。厚木関係の入賞者は次の通り。
 ▽福音部門=第1位藤田貴子、第2位西村充、第3位福島千鶴子。▽アンサンブル小編成部門=第1位あつぎS&T、第2位デュオ・トリプルエイ、第3位ダブルS・九州。▽アンサンブル大編成部門=第1位厚木チェリーズ、第2位札幌ハーモニカアンサンブル・カルテット、第3位愛川ハーモニカアンサンブル。
 なお、6月14日に厚木市文化会館で開かれたあつぎハーモニカ協会主催の「あじさいコンサート」には、入賞した個人、グループが出演、演奏曲を披露した。

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6月1日  里山マルチライブプランがスタート

田植えを行う参加者
  6月1日午前8時30分から厚木市上荻野の休耕田で田植えが行われ、厚木市の「里山マルチライブプラン」がスタートした。
 地域の人たちや環境ボランティアと連携して、地権者の協力を得ながら里山を保全していく計画で、厚木市の豊かな自然環境を形づくる里山の環境を守ろうとの呼びかけに、58人の応募があり、この日の田植えには親子45人が参加した=写真。
 参加者の中には初めての田植えに戸惑う人もいたが、地元の農家の人たちや、今年1月から発足した「荻野三つ沢の里山を守る会」の指導を受けながら、約3時間で水田2千平方メートルの田植えを終えた。
 参加者は「家庭菜園をしていて米作りにも興味を持っていたので、すぐに応募しました。市内でこうした体験ができてよかった」と話していた。今後、草取りなど月1回程度の手入れを行い、10月の稲刈り、脱穀、精米まで作業が続けられる。

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5月30日〜6月2日  関東高等学校ボクシング大会
 5月30日から6月2日までの3日間、厚木市立七沢自然教室で、第45回関東高等学校ボクシング大会が開かれた=写真。
 大会には埼玉、千葉、栃木、群馬、茨城、東京、神奈川、山梨など1都7県で予選を勝ち抜いてきた代表選手130人が参加、モスキート級からミドル級までの10階級で熱戦が繰り広げられた。
 会場となった七沢自然教室体育館には、特設リンクが設けられ、大会期間中、各校ボクシング部員をはじめ、父母や大会関係者の熱い声援が飛び交った。競技は男子のみで、1ラウンド2分の3ラウンド制。勝敗は主にポイントで決し、ノックアウトなどもあり引き分けはない。
 神奈川県からは慶応義塾高校、横浜高校、武相高校、浅野高校の4校が出場したほか、市内の厚木西高校をはじめ、県内5校のボクシング部員が補助役員として大会運営に携わった。県下の参加校では、バンタム級で武相高校の湯本隆広さんが優勝した。
 集団宿泊施設である七沢自然教室で、こうした規模の高校スポーツ大会が行われたのは初めて。今大会では選手・役員など280人が宿泊した。厚木市では昨年10月にアマチュアボクシング協会が設立されたばかりで、今後も競技の普及などの活躍が期待されている。
 

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6月7日  依知南小の児童が田植え体験
 6月7日、厚木市立依知南小学校(山本玲子校長・児童数501人)の児童が、「ふれあい水田」で田植えを体験した=写真。
 「ふれあい水田」は、子どもたちが自然とふれあいながら田植えをし、育てた稲を収穫する喜びを体験しようと行われたもので今年で8回目を数える。7年前、JAあつぎ依知南支店が中心となり、依知南小学校区子ども会育成連絡会、生産組合、依知南小学校、同PTAなどによる「ふれあい水田実行委員会」の手で始められ、4年前から小学校が授業に取り入れている。水田は地元の農家から借りた約千平方メートル。
会 初夏の好天に恵まれたこの日、3年生から6年生までの児童約330人が、3・4年生と、5・6年生に分かれて田植えを体験した。子どもたちは、JAあつぎの職員から説明を受けた後、学年ごとに1列になって田植えがスタート。みんなひざまで泥につかりながら、「うまく歩けなくてこわい」「わぁーヒルがいるよ」「田植えって面白い」などの歓声をあげ、1時間ほど田植えに夢中になった。
 この日植えた稲からは7俵ほどのもち米が穫れる見込みで、同小では今後、5年生が総合的な学習や理科の授業で、収穫までの稲の成長について学習する。また、1・2年生を含む全校生徒が草取りなどの手入れやかかしを立てるなど、水田に親しむほか、10月には学年ごとに稲を刈り入れて収穫を体験する予定。

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6月1日  鮎解禁 台風の影響で釣果今ひとつ
 6月1日早朝、台風の影響で小雨交じりの天候が続く中、相模川三川合流点で、解禁を待ちわびた太公望の竿が立ち並んだ。
 朝9時、雨も上がり、雲の間からは青空も見え始めたが、台風4号の影響で水量が増した相模川は河原にせりだして流れが速くなっているため、浅瀬で釣り糸を垂れる人の姿が目立った。
 朝6時に大船から来たという四車誠さんは、「この天候では釣果は今一つです。船で深瀬に出て釣っている人たちは連れているようですが」と話していた。
 相模川漁連では、「今年の解禁日はあいにくの天候のため釣果はは今1つのようですが。今年は例年に比べ鮎の数も型も良好です。これからの鮎漁に期待して欲しい」と話していた。

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6月10日  父親の代表として市園芸協会バラ部会が市長にバラをプレゼント

  6月10日、厚木市内でバラを栽培している市園芸協会バラ部会の大村太一部会長と梅原伸孔副部会長が市役所を訪れ、山口市長にバラの花束をプレゼントした。「父の日にはバラを」を合言葉に、バラの消費拡大を目指す協会が厚木市の父親の代表として市長にバラを贈ったもの。
 市長は「毎年、丹精込めて育てた立派なバラをありがとうございます。父親の代表として受け取りますので、父親の見本となるようこれからも頑張ります」とお礼を述べた=写真。
 現在、市内のバラ生産者は7戸。荻野、玉川、相川地区で栽培が行われ、面積は全体で2・2ヘクタール。年間214万本のバラが生産されている。
 
品種は赤色のローテローゼをはじめ、ピンク、黄色、白などさまざまな色のバラやスプレーバラなどが栽培されており、花の病気が広がるのを防ぐロックウール栽培の導入やコンピュータ制御による温室管理など、高品質の花が安定的に生産されている。出荷は今が最盛期という。

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 監視カメラに効果 不法投棄量大幅に減少
 厚木市は悪質な不法投棄を防止するため、昨年12月25日、市内11カ所に12台の不法投棄防止監視カメラ=写真=と警戒システムを設置したが、4ヶ月が経過した現在、昨年同期に比べて投棄件数はほぼ同じだが、投棄量が大幅に減少、不法投棄の抑制と経費の削減面で大きな効果があったと発表した。
 同市がまとめた不法投棄の処理状況は、平成14年1月から4月までが191カ所51・48トンだったのに比べて、カメラ設置後の平成15年の同期では、199カ所33・64トンで、約18トン減少していた。家電4品目では昨年同期に比べてエアコンが12台、洗濯機が16台、冷蔵庫が2台減少していた。この18トンの投棄量は約40日分の処理量に相当するもので、経費の面でも189万円の削減効果につながったという。
 市では「悪質な業者の不法投棄が大幅に減少した結果」と見ており、今後も防止対策を緩めず強力に推進するとともに、平成15年度も監視カメラ及び警戒システムを4台増設する。

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  今年は生育も良好 厚木マスクメロン予約受付
  お中元などの贈り物に 人気がある厚木マスクメロンの生育が順調に進んでいる。今年は2月下旬から3月中旬に種をまいたが、その後の天候がよく、生育は良好。平年と同じく7月初めごろには出荷できそうだ。市農協メロン部会(秋山昌寿部会長)の会員は5人で、作付け面積は6千平方メートル。毎年約1万個の販売を予定している。
 現在、ハウスの中では袋かけが終わり、もうすぐマスクメロン特有のネット(編み目模様)が完成する。ネットをきれいに盛り上げ、味をよくするため、メロン生産者は微妙な水管理に細心の注意を払っている
 今年の販売価格は特品が1個箱入りで2,500円、2個箱入り5,000円。秀品が一個箱入り2,000円。2個箱入り4,000円。優品が1個箱入り1,500円、2個3,000円となっている。
 予約申し込みはJAあつぎメロン部会事務局TEL:221-2273番。

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