第567号(2001.05.15)

愛川町長選の候補者を全国公募する市民団体「あいかわ町民ネット」のホームページ

町長候補を全国公募 

愛川町の市民団体「町民ネット」

インターネット通じて呼びかけ

「しがらみなく時代が読める人」求む

 10月に行われる愛川町長選挙に、このほど市民団体である「あいかわ町民ネット」(米田真代表)が、インターネットを通じて町長選の立候補予定者を全国公募することにした。
 愛川町という狭い地域にとらわれず、インターネットを通じて全国に呼びかけ、「時代が読める人」「若くて行動力のある人」を町長候補者として募る。
 同町長選には、県内現職では最多選(6期)の首長である相馬晴義町長(74)が、3月の定例町会で任期満了による引退を表明、6期24年続いた相馬町政に幕を引くことが決まっている。このため10月の町長選は、24年ぶりに新人同士の戦いが繰り広げられる。
 5月13日までに正式に名乗りを上げた立候補予定者はいないが、現職町長を支持する町議や団体の間で、町長の女房役である町幹部を後継者として擁立する動きがあるほか、共産党も独自候補の擁立を検討している。
 町民ネットでは、6期24年続いた相馬町政に終止符が打たれることは、町政転換の最大のチャンスと位置づけ、この春から町長選への対応を協議してきた。
 米田代表は、「停滞した町政に新風を吹き込むためには、地元のしがらみにとらわれない住民自治をめざすべきだという認識から、全く新しいタイプの町長を誕生させる必要がある」として全国公募に踏み切った理由を話す。
 また「行政経験は特に必要ない。むしろ、これからはお役所的な発想ではなく、庶民感覚や生活感を持ち、町民の立場に立った自由な発想のできる人材が求められている」として、1独断専行型ではなく、人の話が聞けて多様な意見の調整ができる人2庶民感覚や生活感を持ち、町民の立場に立った発想ができる人3情報公開や住民参加を押し進める具体的なプランや構想を持っている人4町づくりの基本的な構想やプランを持っている人│などを条件として上げている。
 選挙資金は原則として町民ネットで用意、ボランティアとカンパによる選挙を行うという。
 公募期間は5月15日から6月15日まで。書類審査を経て6月23日、地元の愛川町民が中心となって構成する選考委員会(選考委員長青木辰司東洋大学教授)による審査を経て候補者が決定される。
 兵庫県佐用町では4月の町長選挙で、インターネットを通じて候補者を全国公募の上、選ばれた人が立候補したが落選した。
 東京、長野、栃木など全国の首長選挙で無党派旋風が吹き荒れる中、インターネットを通じた公募選挙が地方自治の新しい風となるか、神奈川県下でも初めての試みだけに動向が注目される。問い合わせは、「あいかわ町民ネット」事務局へ。揩Q85・0945番。               ホームページアドレスhttp://yokohama.cool.ne.jp/aikawanet/

7か国語で話そう 
ヒッポファミリークラブ
ホームスティや国際交流活動

5月31日・6月2日
厚木で講演会

 5月3日、厚木シティプラザで、ヒッポファミリークラブの小田急グループが主催する「キッズ・ワークショップ」が開かれ、ヒッポの子どもたち30人が、合宿シェアリングやホームスティ報告、外国語を使ったグループタイム「こんな時あなたならどうする」などの多言語活動を楽しんだ=写真。また、小田急グループから外国に留学している高校生4人の帰国準備報告も行われた。
 「ヒッポ・ファミリークラブ」とは81年、言語交流研究所代表理事の榊原陽さん(71)が提唱した多言語(マルチリンガル)を自然習得する教育文化・国際交流活動。メンバーを中心に「ファミリー」と呼ばれる活動の場があり、赤ちゃんからお父さん、お母さん、青少年、大学生、社会人などの仲間が一緒に多言語の世界を楽しんでいる。
 当初、7カ国語(スペイン語、韓国語、英語、ドイツ語、日本語、ドイツ語、中国語、フランス語)だった多言語も、ロシア語、イタリア語、マレーシア語、タイ語、ポルトガル語、ヒンズー語、アラビア語、広東語、インドネシア語の計16カ国語に増えた。ファミリーを単位とした日常活動やワークショップを行うほか、世界百カ国からの研修生や留学生の受け入れ、また、23カ国への訪問など、多彩な国際交流活動を行っている。
 ファミリーは全国で700カ所、27,000人。小田急沿線の町田以西では19ファミリーが活動、厚木にも多田伸子さんがフェロウ(世話人)の「ユッピーファミリー」と荒谷晴美さんがフェロウの「コンガンファミリー」がある。
 5月31日の10時から厚木市文化会館と6月2日の14時から厚木シティプラザで、ヒッポの多言語活動を紹介する講演会が開かれる。講師は言語交流研究所研究員の田代洋子さんと多田伸子さん。このほかメンバーによる体験談も予定されている。入場無料。託児あり。問い合わせは揩Q22・5366番(荒谷さん)。

      監査請求を棄却 道路台帳補正業務随契
 厚木市が平成11年度に行った道路台帳の補正業務の業務委託を、競争入札によらず随意契約で行ったことは違法であるとして3月14日、同市王子の土地家屋調査士・金井猛さん(58)が、住民監査請求を行った問題で、同市監査委員は5月10日、「請求人の主張には理由がないので、措置の必要は認めない」とする監査結果を発表した。
 金井さんは道路台帳のコンピュータソフトは、厚木市とA社との共有著作物としているが、道路法第4条は「道路を構成する敷地、支壁その他の物件については、私権を行使することができない」と定めてあり、厚木市の単独著作物でなければならない。従って共有著作物との理由で随意契約にしたのは違法であると指摘していた。
 監査委員は「道路台帳調書電算システム処理プログラムは、A社で構築された既存のプログラムを、厚木市独自の集計方法に一部変更したものであり、また境界点・基準点管理システムについても、同社で構築された特殊なプログラムで、その性質または目的が競争入札に適しないものであるとの理由であったことが認められた。契約の執行についても適正に処理されており、違法・不当性はない」と結論づけている。

パソコン教室受講生1,000人達成

ITの街づくりを支援 

厚木市マルチメディアボランティア

 厚木市マルチメディアボランティア(略称マルボラ=農田秀夫代表)によるパソコン教室受講者が、この5月で1,000人を越える。
 同ボランティアは「自らの思い」によって、自分が「できる時に」「できることをする」という理念で、平成11年2月1日、厚木市情報プラザのオープンに合わせてスタートした。
 会員は現在53名。20代から80代まで、職業も会社員、自営業、主婦、無職など様々。毎週土曜日の午前中情報プラザを会場に、文字入力とインターネットの基本操作を主にした「初心者向けパソコン教室」を開いている=写真。また、個別の質問に答える質問・相談コーナーの開設や受講者の要望や話題性のあるテーマをもとに隔月に定例イベントを開催するほか、広報誌「プラザニュース」の発行、厚木市のホームページ作成支援、マルボラセミナーなど、多彩なボランティア活動を行っている。
 活動はすべて会員で話し合い協力しながら行っていくというやり方だが、パソコンを教えて欲しいという市民のニーズが高く、パソコン教室は希望者人数の面から市民の要望に応じきれない状況だという。
 1昨年7月からは、パソコンレベルに個人差があることから毎週木曜日の午前中、ワード・エクセル、メール、ホームページ作成、画像処理などの個人レッスンにも取り組んでいる。
 マルボラではパソコン教室受講生1,000人達成を記念して、5月19日10時から情報プラザ会議室・デジタル工房で、マルボラのパソコン教室体験者を対象にしたパソコ教室を開く。当日はパソコン体験発表のほか、受講者がカードづくりに取り組む。

愛甲小と愛甲公民館

地域でレンゲ摘み

学社融合事業

 4月27日、厚木市内の愛甲地区の水田で、市立愛甲小学校(宮嶋固建校長・児童数513人)の児童と地域のボランティアがレンゲ摘みを楽しんだ=写真。
 来年4月から実施される新しい教育に向け、年間を通して家庭と学校、地域が一体となって進めている学社融合事業で、学校の授業と公民館の事業を一体としたもの。
 この日は、愛甲小学校の児童63人と公民館の学級講座の一つ「れんげ畑」の開設委員をはじめ、地域の共育ボランティア40人の合わせて100人が参加、大山をバックにした自然の中でれんげを摘みながら首飾りを編んだり花束を作ったりした。
 れんげの首飾りをかけた児童は「大人の人にやさしく教えてもらって楽しい」とにこやかに語っていた。
 ボランティアに参加した人は、「ここから見る大山のように、この自然に恵まれた環境の中で、子どもたちが大きな心を持った大人に育って欲しいものですね」と話していた。先生方も「子どもたちが地域の人たちとふれあい、そしてレンゲを使った遊びを体験できたことはとても貴重な体験です」と話していた。

お年寄りを食事会にご招待

今年で22回目

飯山温泉の元湯旅館

 厚木市飯山温泉の元湯旅館(石川範義社長)で、5月8日午前11時から、地元小鮎地区のお年寄りが食事会に招待され、心づくしの季節料理に舌鼓を打った=写真。
 79年に同旅館が百畳の大広間を新築した際に、石川社長が「日ごろから地域の皆さんにお世話になっているお礼に」と、お年寄りを食事会に招いたのが始まりで、今年で22回を数える。
 今回は小鮎地区老人クラブ連合会(臼井美二会長・11クラブ)に所属する75歳以上のお年寄り220名が招待された。最高齢は下古沢の遠藤道代さん(92)で、90歳以上のお年寄りは4人が出席した。
 石川社長が「毎年、皆ささんの元気な姿を拝見できてとても嬉しく思います。今日は季節の料理や芸者衆の踊り、マジックショーなども用意しましたので、ゆっくりとお楽しみ下さい。これからも、朝起きたら気分がいいよという充実した気持ちで一日一日をお過ごしください」とあいさつ、90歳以上と米寿を迎えたお年寄り8人にベゴニアの花をプレゼントした。
 料理は銀むつの柏葉焼きはんぺん、蟹の卵焼き、野菜の煮物、若鮎や海老の揚物、筍ご飯などを会席弁当風に盛りつけたもの。臼井会長は「毎年来ていますが、家庭では味わえない料理にみな満足です」と喜んでいた。
 この日の出し物は、芸者衆の踊りと地元の美里劇団による大衆演劇、ドリームかずよしさんのマジックショーなどで、お年寄りたちは約2時間楽しいひとときを過ごした。

事故を未然に防止

菊地さんに感謝状

道路陥没で緊急処理

 厚木市飯山の菊地昇平さん(65)に4月26日、山口厚木市長から交通事故を未然に防いだとして感謝状が渡された=写真。
 菊地さんは4月13日午前7時5分ごろ、同市飯山千頭540番地の県道清川厚木線を大型車が通過後、大きな音がしたため外に出て見ると、道路の一部が陥没して約2メートル四方の穴が空いているのを発見、現場で緊急処理をして交通事故を未然に防いだ。
 現場は排水管が県道を横断しており、同市河川整備化ではその日のうちに復旧工事を完了し、全面開放した。

文芸あつぎ

第18号を刊行

随筆・小説など発表

 「文芸あつぎ」の第18号が出来上がった。今回は小島すみさんの「世直しの夢」、朝倉芳朗さんの「青春放浪記―満州南船北馬」、尾石エツ子さんが「海の思い出」など9人が小説や随筆を発表している。

 「世直しの夢」は、慶応3年12月5日、荻野山中藩陣屋焼討事件を素材に、襲撃に参加した博徒の親分佐吉の生きざまを丹念に調べたもので、維新の世直しに失望した佐吉が空腹のため飯を泥棒、追ってを逃れるため八幡神社の深井戸に飛び込んで自殺したという話を描いた。
 「青春放浪記」は、ある少年の戦中・戦後史で第3回目。昭和14年の関東軍特別大演習から20年7月のソ連軍侵攻まで1か月に迫った満州での特業教育を描いたもので、原勉さんの満州を舞台に、大連からハルビンへ向けた満鉄特急アジア号の旅「落日の大地」と併読すると面白い。
 「海の思い出」は、終戦の日に北支の青島に住んでいた時の海の回想。このほか山口秀弘さんが明治、大正、昭和、平成と4世代を生き、93歳で亡くなった義父の死について、また、小島勝さんが長編小説「峠の下の温泉宿」を完成させた。一部600円。内田屋書房厚木ビブレ店地元作家・郷土史コーナーで販売中。

お父さんのための
ワーキングママ応援メニュー 

厚木保健福祉事務所が作成

 厚木保健福祉事務所では子育て支援の一環として、お父さんのためのワーキングママ応援メニュー集=写真=を作成、希望者に無料配布している。
 ワーキングママを支えるお父さんや子どもたちが、簡単に手早く食事の支度ができるように、また、ワーキングママが簡単に離乳食を作るのに利用してもらおうというもので、昨年6月から2か月間、お父さんの得意料理や簡単料理、おやつなどを一般公募したところ、90点の応募があり、その中から3種類のクッキングメニューを採用、パンフレットに収録した。
 メニューは子どもが作る簡単クッキング、主食がご飯のバランスメニュー、加工食品や残りものを利用したエコ料理で、このほかワーキングママの簡単離乳食もパンフレットに収めた。料理は保健福祉事務所で試作、栄養価なども記載した
 パンフレットはB4版2つ折りで、オレンジやサーモンピンク、グリーン色 に色分けし、見て楽しいものにした。また、簡単離乳食は在日外国人にも利用してもらえるようふりがなをふったパンフレットも用意した。保健福祉事務所のほか、市役所や町村役場でも無料配布している。

農業通じて
地域住民とふれあい
 

金田レンゲ祭り

 4月29日、「金田地区菜の花&レンゲまつり」が、厚木市環境センター駐車場で開かれ、大勢の家族連れで賑わった=写真。
 これは農業を通じて、地域住民とのふれあいを深め、自治会相互の親睦と地域の活性化を図るため、同地区の3つの自治会や生産組合などが実行委員会を組織して開いたもので、今年で9回目。会場は地区内にある市環境センターが駐車場を提供、JAあつぎの依知支所、依知南支店も毎回この祭りに協賛している。
 この日は、曇り空で肌寒い気候だったが、地区内外から大勢の家族連れが訪れ、実行委員たちが腕をふるったヤキソバや豚汁などを食べながら、演芸大会やもちつき、子ども会の太鼓などさまざまな催しを楽しんだ。また、会場では野菜苗の即売や玉子の無料配布、リサイクル品の即売なども行われ、長い行列ができる盛況ぶりだった。
 飛鳥田栄実行委員長は、「祭りがスタートしたきは、市内数カ所で、同じレンゲ祭りが行われていましたが、いつの間にかなくなり今では私どもの地区だけになってしまいました。いつまでも地域住民がふれあうことのできるこのレンゲ祭りを大切にしていきたい」と話していた。

抗菌・抗アレルギー作用のある
シソジュース
生の「ビールこうぼ」も好評 

厚木ビール

 シソは古くから薬用として用いられ、発汗解熱、鎮静、鎮咳、去痰、健胃、利尿作用のあることが良く知られている。また、シソには抗菌・消炎作用のほか、最近では抗アレルギー作用もあるといわれ、アトピー性皮膚炎や花粉症、ゼンソクなどを食い止める働きがあることも明らかになっている。

 このシソを原料にした地ビールとジュースを製造しているのが、厚木市水引にある「厚木ビール株式会社」。
 地ビールは世界で初めて醸造されたシソシロップ入りの「しそエール」で、97年第1回ビアコンペティッション・ジャパンカップで銀賞を受賞した。シソジュース=写真=は地元厚木産の青ジソ、赤ジソを有機栽培し、クエン酸と砂糖を混ぜて濃縮したもの。保存料や着色料も一切使用していない天然飲料だ。500ml入りで1本680円。製造本数に限りがあるため、現在、平成13年度産のシソジュースを、お中元用(15本入り1万円。税・送料別)として予約販売している。引き渡しおよび発送は7月下旬の予定。
 また、同社では地ビール製造過程で発生する「ビールこうぼ」を、レストラン利用者に無料進呈している。「ビールこうぼ」は便秘やダイエットなどに効果があるといわれ、以前より乾燥させて錠剤にした製品が市販されており、最近では顆粒状のものに人気があるという。
 同社の「ビールこうぼ」は、地ビール製造過程でタンクに沈澱したこうぼを抜き取るもので、熱処理しない生(なま)。ビールこうぼ独特の苦みがあるが、ヨーグルトや牛乳にまぜ、レモン汁や蜂蜜を落とすと食べやすくなる。1回に小さじ1盃が適量。
 同社ではこの「ビールこうぼ」を、レストラン・ランビック利用者に無料で進呈している(容器代100円負担)問い合わせは揩Q22・5959番。

健康長寿のパンフレット

管内市町村に配布

厚木保健福祉事務所

 厚木保健福祉事務所ではこのほど、地域の高齢者や家族に対して寝たきり予防に関する普及啓発パンフレット=写真=を作成、管内市町村の介護・保険・福祉の相談窓口に配布した。
 パンフレットは、虚弱な高齢者が栄養や運動、休養などの生活習慣を見直し、健やかな生活を送るためのポイントを紹介したもの。
 栄養では高齢者の食生活のポイントと市販のお惣菜を利用して食べやすくするポイント、運動では転びにくい体作りのために椅子に座って手軽に体操を楽しむポイント、休養では一日の疲れを取るために季節にあった入浴やアロマテラピーの楽しみ方、足裏マッサージなどのポイントを紹介している。
 このほか地域の介護・保健・福祉サービス内容を収録、在宅介護支援センターや訪問看護ステーション、市町村、厚木保健福祉事務所などのサービス内容と連絡先も掲載した。A4版6ページサイズで、7千部を作成。

          8020運動―高齢者よい歯のコンクール
       歯っぴい家族コンクールも 厚木歯科医師会が実施
 「8020運動」というのがある。一生自分の歯で食べるためには80歳でおおよそ20本の歯を残すことが必要とされることから提唱された。
 厚木歯科医師会では、口腔衛生の重要性を啓発し、歯科保健の向上に寄与するため、「8020運動」の一環として、自分の歯で食べ、健康な生活を営んでいる高齢者を対象に、「高齢者良い歯のコンクール」を実施する。
 応募資格は、1厚木市・愛川町・清川村在住で、2平成13年3月31日現在70歳以上の方、320本以上の歯を有している健康な方。
 応募者は厚木歯科医師会会員である最寄りの歯科医院に連絡して審査を受けること。一般公募は一次審査指定歯科医療機関にて審査を受けた者。推薦は歯科医院より推薦を受けた者で、いずれかの方法で応募すること。
 応募期間は5月21日まで。コンクール一次審査票は22日までに事務局(厚木市中町1―8―12)まで郵送またはFAXすること。23日の書類選考の上、6月3日厚木市保健センターで行われる最終審査の日に、口腔内審査、全身状態、健康への関心度などの総合審査を経て、成績上位者を決定する。表彰者は厚木市長賞、愛川町長賞、清川村長賞、厚木歯科医師会会長賞のほか、全員に努力賞を進呈する。
 また、歯科医師会では「高齢者良い歯のコンクール」に合わせて、歯と歯肉の健康な5歳児とその家族を表彰する「歯っぴい家族コンクール」を同時開催する。
 応募資格は15歳児とその家族で、両者とも歯と歯肉が健康で、かかりつけの歯科医療機関で継続的に管理されていること。2神奈川県内在住の人で、家族については父母、祖父母などの成人のいずれか1名とし、5歳児については、平成7年4月2日から8年4月1日生まれ。3過去にう蝕があっても、未処置歯がなければ健康と見なす。
 一般公募は一次審査指定歯科医療機関にて審査を受けた者。推薦は歯科医療機関より推薦を受けた者。応募期間は5月21日まで。コンクール一次審査票は22日(必着)までに厚木歯科医師会事務局(厚木市中町1―8―12)まで郵送またはFAXする。
 23日の書類審査を経て、6月3日厚木市保健センターにて優秀賞1組と、その他全員を優良賞として表彰する。問い合わせは揩Q24・6081番。

             6月3日 歯の無料相談と検診
 厚木歯科医師会では6月4日から始まる「歯の衛生週間」に先立って、6月3日午前10時から午後3時まで、厚木保健センターと愛川町保健センターで「歯の無料相談と検診」「よい歯のコンクール」などの行事を行なう。
 内容はお口の健康相談、検診、歯科矯正相談、虫歯テスト、歯ブラシ指導などですべて無料。来場者には歯ブラシのほか歯科衛生グッズがプレゼントされる。問い合わせは揩Q24・6081番。

        県央地区厳しい賃上げ 妥結額6790円
 厚木商工労働センターでは、このほど厚木、大和、海老名、綾瀬の4市と愛川町の76の民間労働組合を対象に、電話で春季賃上げ要求と妥結状況の結果を聞き取り調査した。
 4月17日現在、妥結組合数は26組合で、進捗率は34・2%。前年との対比および今年の特徴を見ると、平成13年の県央地区春季賃上げ要求妥結状況は、賃金ベースで30万7千5百7円。要求額8千4百円に対して妥結額は6千7百90円となっている。
 これを昨年同期でみると、要求額で105円の増、妥結額で335円の増となっている。要求額に対する獲得率は80・8%で、要求書を提出しない労働組合も5組合あった。
 県全体と県央地区の平均を比べると、要求額では10円県央地区が下回り、妥結額では700円上回っている。
 妥結額を企業規模別に見ると、5千人以上の規模で平均を上回っている。平成元年以降の平均妥結額は、平成2年の5・98%をピークに下がり続け、同9年で前年を上回ったものの、10年、11年、12年と連続して下回っており、バブル崩壊後続いているデフレスパイラル時代の賃上げは、労働者とってはまさに厳しく冬の時代が続いていることを物語っている。

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